
TSIとは
TSIホールディングスは、「NANO universe」「NATURAL BEAUTY BASIC」「MARGARET HOWELL」など、ストリート系からゴルフ、レディースのハイエンド、カジュアル、メンズのセレクトショップまで、49のブランドを展開するアパレル企業です。
「ファッションエンターテインメントの力で、世界の共感と社会的価値を生み出す。」をパーパスに掲げています。
TSIホールディングスは、2025年2月に自社ECサイト「mix.tokyo」を移行し、34ブランドを統合したモール型オンラインストアを展開しました。
この大規模な改革の中で、決済プラットフォームとしてKOMOJUを導入し、チャージバックゼロの実現などの成果を上げています。今回は、TSIのEC事業統括部副統括部長兼オペレーション部長 岸 武洋 氏に、KOMOJUを選定した理由と導入効果についてお聞きしました。
ブランドごとの独立運用による構造的な課題
TSIは、49のアパレルブランドを展開しております。複数のブランド展開が強みでありながらも、移行前にはブランド独自のECサイトを運営している状況が続いていたことから、システム面・運用面の複雑化が深刻な課題となっていました。
サイトごとの開発・保守コストだけでなく、ブランド間の顧客導線が断絶されていたため、ユーザーが別ブランドへ回遊する機会もほとんど生まれていない状況でした。さらに、ポストコロナによる実店舗回帰や、新興ブランドの台頭による競争激化も相まって、従来のEC運営方針を見直す必要性が高まってました。
モール型ECへの転換とShopify移行の方針
こうした背景を受け、TSIは2024年に発表した中期経営計画「TSI Innovation Program 2027」において、EC事業の大規模な構造改革に着手しました。従来の個別ブランド運営を見直し、49あるブランドのうち34ブランドをモール型の新ECサイト「mix.tokyo」に統合し、サイトを移行しました。
Shopifyが持つ柔軟性や開発スピード、コスト面でのメリットがあることからECプラットフォームをShopifyへ移行しました。これを機に、国内外の決済方法に幅広く対応できるマルチチャネル決済プラットフォーム「KOMOJU」を導入しました。

KOMOJUの導入についてご興味がある方は導入ステップのページをご覧ください。
ブランドごとの独立運用による構造的な課題
TSIは、49のアパレルブランドを展開しております。複数のブランド展開が強みでありながらも、移行前にはブランド独自のECサイトを運営している状況が続いていたことから、システム面・運用面の複雑化が深刻な課題となっていました。
サイトごとの開発・保守コストだけでなく、ブランド間の顧客導線が断絶されていたため、ユーザーが別ブランドへ回遊する機会もほとんど生まれていない状況でした。さらに、ポストコロナによる実店舗回帰や、新興ブランドの台頭による競争激化も相まって、従来のEC運営方針を見直す必要性が高まってました。
モール型ECへの転換とShopify移行の方針
こうした背景を受け、TSIは2024年に発表した中期経営計画「TSI Innovation Program 2027」において、EC事業の大規模な構造改革に着手しました。従来の個別ブランド運営を見直し、49あるブランドのうち34ブランドをモール型の新ECサイト「mix.tokyo」に統合し、サイトを移行しました。
Shopifyが持つ柔軟性や開発スピード、コスト面でのメリットがあることからECプラットフォームをShopifyへ移行しました。これを機に、国内外の決済方法に幅広く対応できるマルチチャネル決済プラットフォーム「KOMOJU」を導入しました。


マルチチャネル決済プラットフォーム「KOMOJU」導入の決め手は、機能開発のスピードと質
KOMOJUを選定した最大の理由は、Shopifyとの高い親和性と、開発スケジュールへの柔軟な対応力にありました。Shopifyアプリとして簡単に連携できる点や、管理画面の直感的な操作性、そして国内外を見据えた多様な決済方法への対応力は、今後の拡張性を重視するTSIの要件に合致していました。
Shopifyのアップデートにいち早く対応するスピード感がありながらサービスの質も良いです。
新しいサービスやアップデートがあるとトラブルが起こることは珍しくないですが、KOMOJUはテストが簡単に行えるうえ、大きな問題は全くありません。
特に、東南アジアを中心とした越境EC展開も視野に入れる中で、グローバルな決済インフラの整備は最優先事項のひとつでした。

安定した運用とチャージバックゼロの実績
KOMOJU導入後、実感したのは「安心して任せられる安定性」でした。
移行直後は、何かしらのトラブルが発生する可能性を想定していたものの、実際にはスムーズに稼働を開始することができました。
「KOMOJUを導入から3ヶ月間で、承認率は94-95%を保ちながら、チャージバックはShopifyへ移行してから一回も起こっていません。チャージバックが減り、セキュリティ管理作業が一切発生していないので利便性もセキュリティも向上しました。」
と岸氏は説明しました。
移行前に不正検知サービスを追加で導入していた時は、 週ごとに細かなチューニング作業を実施しながらも、月間数百万円単位のチャージバックが発生していました。
KOMOJUを導入すると、追加で開発や費用がかからず不正検知システムが稼働します。3Dセキュア2.0はもちろんのこと、AI技術で様々なパラメータを検証していることから、承認率をキープしながら不正利用を防ぎ、移行前と比べて不正取引の大幅な改善が見られました。

KOMOJUサービス詳細にご興味のある方はこちらからサービス概要資料をご覧ください。
オペレーション改善による業務効率の向上
現場のスタッフからも、KOMOJUの管理画面は「使いやすく、必要な情報が直感的に得られる」と高評価を得ています。
特に、返品文化の根強いアパレル業界では、返金対応の柔軟性が業務効率に直結します。KOMOJUは返金回数に制限がないため、経理部門との連携もスムーズになり、日々の業務負荷が大幅に軽減されました。
また、Shopifyで決済アプリを利用した際の特有の課題として知られる「売越し(オーバーセル)」についても、KOMOJUは国内で初めてAPI連携を実現。過重注文の防止機能が実装されており、販売現場のリスク管理にも大きく貢献しています。
今後の展望:mix.tokyo内でのメンバーズポイントの体験の強化と越境ECの拡充
2025年2月の移行以降、まずは安定した稼働を目指して運用が進められてきましたが、現在は次のステージへと進みつつあります。今後は、mix.tokyo内でのブランド横断的な体験をより一層促進し、mix.tokyo全体としてのエンゲージメントを高めていく方針です。
また、越境EC展開も具体的に検討が進んでおり、多言語・多通貨決済への対応を強みとするKOMOJUへの期待はさらに高まっています。
TSIは、mix.tokyoの移行を通じて、EC運営の効率化とユーザー体験の向上を同時に実現しました。KOMOJUの導入によって決済インフラの強化を果たしたことで、今後の国内外での成長に向けた盤石な基盤を構築できたと言えるでしょう。
TSIのように、チャージバックをゼロにし今後の攻めのEC戦略を開拓されたいEC事業者様は、KOMOJUをご利用ください。初期費用、月額費用はかからず、オンラインで登録いただけます。