
この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。
WooCommerceはプラグイン型のEC構築プラットフォームです。ECサイトを運営する際には、決済手段の選択もユーザーの利便性を上げるための重要なポイントになります。
国内でのECサイト決済手段はクレジットカードがトップで、次いでPayPayを含むデジタルウォレットが2位となっております。(KOMOJUのECサイトでの決済方法に関する購入者と運営者への実態調査より)PayPayはWooCommerceに簡単に導入できるのでしょうか。また、費用はどれくらいかかるのでしょうか。
この記事では、WooCommerceとPayPayの基本的な特徴を押さえたうえで、導入によるメリット、注意点、設定方法をわかりやすく解説します。
WooCommerceとPayPayの特徴
WooCommerceはECサイトが構築できるプラットフォームで、PayPayはパソコンやスマートフォンからオンライン上で支払える決済手段です。それぞれの特徴を簡単に整理します。
WooCommerceの特徴
WooCommerceは、WordPressにプラグインとして追加することでECサイトが構築できるオープンソースのツールです。決済やクーポンなど、必要な機能を自社の運営方針にあわせて柔軟に組み合わせられます。導入やカスタマイズにはある程度の技術的な知識が求められますが、オリジナリティのあるECサイトを構築したい事業者には適したプラットフォームです。
PayPayの特徴
PayPayは、パソコンやスマートフォンから支払いができるキャッシュレス決済サービスです。2025年7月時点で登録ユーザー数は7,000万人を超えました。日本の人口が1億2,330万人(人口推計 2025年(令和7年)7月報)であることを踏まえると、国内で半分以上の人が使用していることになります。
▼「PayPay」登録ユーザー数の推移

(参照:PayPay株式会社 プレスリリース、2025年7月15日)
PayPayは実店舗だけでなく、ECサイトでも主要な決済方法として利用されています。ポイント還元などの大規模キャンペーンを定期的に実施しており、新規顧客の獲得や再購入を後押ししているのも特徴です。WooCommerceで構築したECサイト上でもPayPayに対応すれば、多くのユーザーへのアプローチが可能となり、決済体験の向上や売上機会の拡大につながる可能性があります。
WooCommerceにPayPayを導入するメリット

WooCommerceにPayPayを導入することで、既存の販売チャネルを強化できるだけでなく、新しい顧客層へのリーチや売上機会の拡大が期待できます。ここでは、PayPay対応によって得られる主なメリットを4つの視点から紹介します。
PayPayユーザーの獲得
PayPayに対応することで、PayPayを日常的に利用している多くのユーザーを顧客として取り込める可能性が高まります。使い慣れた決済手段があることは安心感を生み、購入促進につながるでしょう。
また、ポイント還元などPayPayのキャンペーンを利用すれば、ユーザーのさらなる流入が期待できます。キャンペーンはPayPay加盟店全体を対象としたものと、店舗独自のものがあります。
クレジットカードが所有できない若年層の獲得
クレジットカードを持つことができない若年層にも対応できる点は、PayPay導入の大きなメリットです。クレジットカード発行が18歳以上に限られている一方で、PayPayは法定代理人の同意があれば未成年でも利用できます。銀行口座との連携やATMからのチャージで使うことができるため、カード決済による個人情報漏れが気になる層にとっても利便性が高いです。
購入画面でのユーザーの離脱(カゴ落ち)防止
PayPayは操作がシンプルなため、すぐに決済が完了でき、ユーザーの途中離脱を防ぎます。支払い方法でPayPayを選択し、起動したPayPayアプリ上で残高を確認したら「支払う」ボタンを押すだけで決済完了です。
WooCommerceにPayPayを導入する方法

WooCommerceでPayPay決済を利用するには、プラグインを追加する必要があります。プラグインは大きく分けて2種類です。それぞれの導入方法の概要と特徴を紹介します。
「WooCommerce PayPay オンライン決済プラグイン」を追加
一つは「WooCommerce PayPay オンライン決済プラグイン」をWordPressに追加する方法です。まずは「PayPay for Developers」でアカウントを作成し、PayPayにオンライン加盟店の申請をします。審査が通ったら、認証キーの取得やAPIキーの設定、IPアドレスのホワイトリスト登録などを行い、プラグインを追加します。開発リソースに余裕がある場合や、独自仕様で決済フローを設計したい場合に適しています。
決済代行会社のプラグインを追加
より手軽にPayPayを導入したい場合は、決済代行会社が提供するWooCommerce向けプラグインの追加がおすすめです。
決済代行会社KOMOJUが提供するプラグイン「KOMOJU Payments」は、PayPayをはじめ、コンビニ決済、銀行振込、クレジットカード決済、ペイジー、キャリア決済など複数の決済手段を一括導入できます。入金管理も一括で完了です。設定作業も最小限に抑えられるため審査通過後すぐに利用開始でき、開発リソースの限られた事業者にとって現実的な導入手段といえるでしょう。詳細はこちらをご覧ください。
KOMOJUを活用してWooCommerceにPayPayを導入する方法
KOMOJUが提供する公式プラグインで導入する基本的な流れです。
- WooCommerceアカウントの作成
まず、WooCommerceのアカウントを作成します。
- KOMOJUアカウントの作成と審査申請
次に、KOMOJU公式サイトでアカウントを作成します。アカウント登録直後はテストモードのみ利用可能ですが、本番環境(LIVEモード)を利用するには、KOMOJUへの申請・審査の完了が必要です。
- WordPressにKOMOJUプラグインをインストール
WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」と進み、「KOMOJU」で検索。
「KOMOJU Payments」プラグインが表示されたら「今すぐインストール」に進み、インストールが完了後「有効化」をクリックします。

- KOMOJUとの連携設定(認証)
「WooCommerce」→「設定」→「KOMOJU」タブを開き、「Sign into KOMOJU」をクリック。表示されたログイン画面からKOMOJUにログインし、アカウントと利用モード(TESTまたはLIVE)を選択すると、シークレットキーやWebhookが自動設定され、WooCommerceとKOMOJUの連携が完了です。
- PayPay決済の有効化
「WooCommerce」→「設定」→「KOMOJU」タブに戻り、PayPayやその他利用したい決済方法にチェックを入れ、「変更を保存」。

「決済」タブで「Komoju – PayPay」をONにし、「変更を保存」をクリックすれば、PayPayがサイト上で利用可能な決済手段として表示されます。
以上で設定は完了です。あとはテスト注文で正常に動作するか確認し、問題なければ本番運用に移行できます。導入に不安がある場合でも、KOMOJUのサポートチームが日本語で対応しているため、安心して利用できます。
詳細な導入手順は、KOMOJUのヘルプページをご覧ください。
WooCommerceへのPayPay導入費用や期間
PayPayの導入にかかる費用や期間、入金サイクルなどについて、プラグイン別に比較します。「WooCommerce PayPay オンライン決済プラグイン」は基本的にPayPayのオンライン決済に、「KOMOJU Payments」はKOMOJUに準じます。
| ||
初期費用 | 認証キー:33,000円 PayPay:無料(「PayPay for Developers」での契約の場合) | 無料 |
月額費用 | 無料(「PayPay for Developers」での契約の場合) | 無料 |
決済手数料 | 物販:3.8% デジタルコンテンツ:10% | 物販:3.5% デジタルコンテンツ:9% |
振込手数料 | 無料(早期振込の場合はPayPay銀行は20円、それ以外の銀行は200円) | 1.40% |
導入期間 | PayPayの審査結果は申請から2週間~1か月程度。その他、開発準備などに期間を要するケースあり | 申請書類に問題がなければ、KOMOJUへの申請から2週間程度で利用可能 |
入金サイクル | 当月末締め、翌日振込 当月末締め、最短翌々営業日振込 | 週次:金曜日締め、翌金曜日振込 月次:当月末締め、翌月末振込 |
まとめ|WooCommerceにPayPayを導入して、より多くの顧客にリーチ
ECサイトにおいて決済手段の選択肢を増やすことは、顧客満足度の向上や購入率の改善に直結します。なかでもPayPayはユーザー数を数多く抱えており、WooCommerceに導入することで新たな顧客層へのリーチやカゴ落ちの防止、売上拡大につながる可能性があります。
KOMOJUのような決済代行サービスを活用すれば、初期費用や月額コストを抑えながら、PayPayを含む複数の決済手段をスムーズに導入・管理することができます。ユーザーの多様なニーズに応えるためにも、この機会に決済環境の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。

この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。