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近年、月額固定でサービスを提供する「サブスクリプションサービス」が広がっています。ただ、サブスクリプションでは顧客情報の管理やシステムの構築など、手間がかかる業務が多い点がネックです。
それを解消するのに役立つのが「サブスクリプション管理システム」です。本記事では、サブスクリプション管理システムの概要や利用するメリット、おすすめの管理システムなどを紹介していきます。
これからサブスクリプションを導入していきたい方、サブスクリプション管理システムについて知りたい方は、ぜひ一読してみてください。
サブスクリプション管理システムとは?
サブスクリプション管理システムとは、定額料金を支払うことで一定期間サービスを利用できる「サブスクリプションビジネス」を管理するシステムです。サブスクリプションビジネスを行う際は、顧客情報の登録・管理、支払い請求の実施など、各種業務が発生します。
これらの業務をひとつのツールで行えるように開発されたのが、サブスクリプション管理システムです。
サブスクリプション管理システムを導入するメリット
サブスクリプション管理システムを導入するメリットとして、下記の3点が挙げられます。
- サブスクリプションサービスをすぐに展開できる
- バックオフィス業務を効率化できる
- リアルタイムで申し込みに対応できる
サブスクリプションサービスをすぐに展開できる
サブスクリプションでサービスを展開する際に、独自でシステムを構築する会社も少なくありません。ただし、システムを一から構築するとなると、システム設計やプログラミングなどに時間を要してしまいます。
サブスクリプション管理システムを導入すれば、一からシステムを構築せずに、早期にサービスを展開することが可能です。
バックオフィス業務を効率化できる
サブスクリプションでサービスを提供する場合、経理・会計業務・顧客情報管理などさまざまなバックオフィス業務が生じてきます。月額料金の請求・回収も合わせて行う必要があるので、バックオフィス業務の負担が重くなりやすいです。
サブスクリプション管理システムを利用すれば、各種業務を自動化することが可能になります。人的ミスの削減にもつながるため、業務を効率よく進めることができる点もメリットです。
リアルタイムで申し込みに対応できる
サブスクリプションサービスでは、利用者の登録申し込みに応じて迅速に対応することが必須です。申し込みからサービス利用までに時間がかかってしまうと、利用者がサービスに対して不満を感じてしまうかもしれません。
サブスクリプション管理システムでリアルタイムで申し込みを自動的に処理できれば、登録者がすぐにサービスを利用することが可能です。申し込みからサービス利用まで滞りなく進めば、顧客満足度の向上にもつなげられます。
サブスクリプション管理システムの機能
サブスクリプション管理システムの代表的な機能として、下記の3つが挙げられます。
- 顧客情報の管理
- サービスサイクルの管理
- オンライン上での請求
機能1:顧客情報の管理
サブスクリプション管理システムを使うことで、顧客情報を一元管理することが可能です。顧客の登録情報、購入履歴、契約・解約の状態など、各種情報をまとめて確認できます。
管理システムを使わないと、CRMツールやマーケティングツールなど、独立したツールを複数使用しなければなりません。ツール間でのデータ・情報共有ができない場合もあるので、顧客情報の管理に手間がかかってしまいます。
サブスクリプション管理システムを使えば、一つのツールで管理を完結できるので、情報管理を効率化可能です。
機能2:サービスサイクルの管理
サブスクリプション管理システムを活用することで、契約プランのアップグレードやダウングレード、購入キャンセルの状況など、各種サービスサイクルの管理も行えます。
サービスサイクルを分析すれば、どのような顧客が継続してサービスを利用しているのか、またサービスから離れているのか把握することも可能です。
分析結果をもとにして、今後のサブスクリプションサービスの展開や改善に生かすこともできます。
機能3:オンライン上での請求
サブスクリプションの管理システムでは、オンライン上で請求書を発行・送付する機能が備わっています。
サブスクリプションサービスでは、利用者に対して毎月継続して請求書を発行しなければなりません。手動で請求書を発行すると、記載ミスや送付ミスなど、人的なミスが発生する可能性が高くなります。
管理システムで請求書を自動発行すれば、毎月決まったタイミングで正確に請求書を送付することが可能です。
サブスクリプション管理システム選定のポイント
サブスクリプション管理システムを選定するポイントとして、下記の3点が挙げられます。
- 必要な機能が搭載されているか
- 自社の既存システムと相性が良いか
- サポートが充実しているか
ポイント1:必要な機能が搭載されているか
サブスクリプション管理システムに必要な機能が搭載されているか、確認するようにしましょう。
管理システムによっては、顧客管理や決済代行機能に特化したものもあります。使わない機能が多いとかえってシステムが使いづらいケースもあるので注意しましょう。
ポイント2:自社の既存システムと相性が良いか
自社ですでに利用している顧客管理システム、営業支援システムとの相性もチェックしましょう。既存の社内システムと連携できれば、顧客情報の移行などをスムーズに行えます。
システム同士で連携することで、より効率的にサブスクリプションサービスを提供可能です。
ポイント3:サポートが充実しているか
サブスクリプション管理システムの導入・利用時のサポートが充実しているかも確認しましょう。
初めて管理システムを利用する際は、操作の疑問点が生じることも多いです。チャットや電話でのサポートが充実していれば、疑問点が出てきてもすぐに解決することができます。
おすすめのサブスクリプション管理ツール4選
サブスクリプション管理ツールにはさまざまな種類があるため、どれを導入すればよいか迷ってしまうことも少なくありません。
今回は、初めてサブスクリプション管理ツールを導入する場合でも、無理なく使えるツールを厳選して4つ紹介していきます。
ツール1:Zuora
<Zuoraの特徴>
- サブスクリプションビジネスのプロセスを1つのプラットフォームでカバー
- 世界各国の主要企業が導入している
- 調査機関からも高い評価を得ている
Zuoraは、世界各国の主要企業で使用されているサブスクリプション管理システムです。
見積書・価格設定・契約管理・請求・回収など、サブスクリプションの全プロセスをZuoraでカバーすることができます。請求頻度や課金スタイルの選択も柔軟に行える点が、Zuoraの強みです。
ZuoraはIDCやFORRESTERといった第三者調査機関からも高い評価を得ており、安心して導入・利用することができます。
ツール2:Subsphere
<Subsphereの特徴>
- NTTグループが提供するサブスクリプション管理システム
- バックオフィス機能・フロントエンド機能・商流管理機能などを搭載
- 機関システム、決済代行会社連携も可能
Subsphereは、NTTグループが提供するサブスクリプション管理システムです。
商品・顧客情報・料金・請求管理などを行う「バックオフィス機能」、契約変更の受付・請求情報の開示を行う「フロントエンド機能」、仕入・販売管理を行う「商流管理機能」の3機能で構成されています。
すでに自社で導入している機関システムや決済代行会社との連携もできるので、既存のシステムを生かしつつサブスクリプションサービスを展開可能です。
ツール3:Scalebase
<Scalebaseの特徴>
- 定額課金、従量課金など多様な料金計算モデルを選択可能
- 契約単位で商品金額・請求タイミングをカスタマイズできる
- 請求書発行SaaS、会計システムとも連携できる
Scalebaseでは、定額課金や従量制、上限下限付き従量制、単価変動を伴う事後従量制など、多様な料金計算モデルを網羅しています。
また、契約単位で商品金額・請求タイミングを設定することも可能です。契約情報に基づいて自動で請求書を発行できるので、毎月請求書を確認する作業も必要なくなります。
マネーフォワードの「クラウド会計」「クラウド請求書」や「弥生会計」システムなど、各種クラウドサービスとの連携も可能になっています。
ツール4:サブスクONE
<サブスクONEの特徴>
- 課金ロジックに基づいて、多様な課金プランを設定できる
- 自社の課題指標をKPI指標で可視化できる
- 会計仕訳・収益認識も自動化可能
サブスクONEでは、基本となる課金パターンの選択、割引やキャンペーン、サイクルの調整によって多様な課金プランを設定できます。
設定はすべてサブスクONE上で行うことができるので、ほかのツールを利用する必要はありません。
また、自社のサブスクリプションの課題指標をKPI指標で可視化することも可能です。
各種指標はサブスクONEのダッシュボード上に表示されるので、毎日手軽に指標を確認することができます。
まとめ
サブスクリプション管理システムを利用することで、自社で手軽にサブスクリプションサービスを展開することが可能です。
ツール上でサービス設定を完結できるので、システムを一から構築する必要もありません。
今回紹介した管理システムは、いずれも直感的に操作しやすい設計となっています。PC操作に不慣れな人でも無理なく操作可能です。
本記事ではサブスクリプション管理システムについて解説しましたが、サブスクリプション型ビジネスの概要や事例の解説記事もありますので、ぜひ参考にしてください。
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