
レッドレンザージャパン株式会社とは
LEDライトを通じて「ライトで人々を幸せにする」ことをミッションに掲げるレッドレンザージャパン株式会社は、ドイツに本社を持つLedlenser社の日本法人として2015年に設立されました。
2021年からはグローバル戦略「Go Direct」に基づき、日本国内でも公式ECサイト(ledlenser.co.jp)を運営開始。主な顧客層は、工業現場や倉庫、工場などで働くプロユースの利用者が8〜9割を占めています。
今回は、レッドレンザージャパン株式会社のマーケティング部D2Cマネージャーの野嶋公貴氏とファイナンスディレクターの福角美江子氏に、KOMOJU導入の背景や導入の決め手、そして導入後の成果について伺いました。
EC決済の課題:主要な決済方法の停止で売上が低下
レッドレンザーでは、2021年ごろからShopifyのプラットフォームを利用しECサイトを運営していましたが、2025年始めにAmazon Payの提供停止したことから、売上が一時的に大きく落ち込みました。

「当社の顧客層は40〜50代男性が多く、Amazon Payの利用率も高かったため、決済方法がなくなることは利便性の低下に直結しました」と野嶋氏は振り返ります。
また、Amazon Payは個人情報の入力が不要な点も購入のハードルを下げており、クレジットカードの利用を避けている層への購入体験を改善するため、Amazon Payの代替手段を導入する緊急性を感じていました。

さらに、当時の標準的なクレジットカード決済には不正注文が発生した経験もあり、信頼性の高い代替決済を探していた際、構築パートナーから紹介されたのがKOMOJUでした。
導入の決め手:銀行振込・スマホ決済の充実と経理面での安心感
KOMOJU導入の決め手となったのは、幅広い決済方法の提供と経理業務の効率化につながる機能性でした。
決済方法の充実さ
PayPay、楽天ペイ、メルペイなどのスマートフォン決済の他にも現代の顧客ニーズに合った決済方法を豊富に揃って一括に導入が可能だったのはKOMOJU導入の1つの理由でした。
KOMOJUで提供可能な決済方法はこちらでご覧ください。
経理面での安心感
以前利用していた決済代行サービスでは、銀行振込による注文はファイナンスチームが手作業で消込処理を行っていたため、確認・出荷指示などに時間を要していました。KOMOJUでは銀行振込を含む複数の決済方法をワンストップで扱え、人手による入金確認の手間が不要になると担当者に説明を受けました。

「構築パートナーからの紹介ではありましたが、KOMOJUは聞き慣れないサービスだったので最初は不安があったのは正直なところです。けれども、会社に伺い、社員の皆様が楽しく仕事されていて、「こういうパートナーさんだったら我々としても安心して、お金預けられるよね」って思い、導入を決意しました。」と野嶋氏は明かしました。
導入プロセス:スピーディかつスムーズな構築体験
「金融サービスなので審査が複雑だろうと思っていましたが、実際はとてもスピーディでした。最短で数日で口座が開設され、Shopifyへの接続もシンプル。『これで終わり?』というくらい簡単でした」と導入手続きについて野嶋氏は思い返しました。

導入チームはD2C部門の2名体制で、実装作業は数時間程度。売上の回復と向上を急ぐ中で、KOMOJUの迅速な対応が大きな支えとなりました。
ある程度のECサイトに対する知見があれば、KOMOJUをShopifyに連携し、実装はスムーズは行えると思います。サポート面でも安心感がありました。
導入の成果:お客様にも社内にも負担のない自然なUX
レッドレンザーのチームはKOMOJUを導入し、以下の4点のメリットを感じました。
1. 豊富な決済方法をお客様に提供
Amazon Payの代わりとなる決済方法として、クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込、Payーeasy、PayPay、Paidy、楽天ペイ、d払い、auPAYとメルペイと、幅広い決済方法を導入しました。
まずは、利用可能な決済方法は全部使って、利用されてないものはお客様に必要とされてないものなので、外していく方向で考えていました。決済方法が多すぎてお客様が買いにくいことや決済画面に情報量が多くなり、使いにくくなる懸念は当初ありました。
実際、決済画面は非常に整理されていて見やすく、全く使われてない決済方法はないです。
そのことから、KOMOJUを導入し、決済方法の幅を広げることで購入体験を向上できました。
2. 使いやすい
新しいサービス導入時は、運営者側で慣れるまで時間がかかると想定されていましたが、KOMOJUは導入初期からUI・UXが自然で違和感がないです。
「以前のカート画面と変わらない使用感で、長年使っていたサービスのような馴染みやすさがありました。」と野嶋氏はいいました。
3. 承認率をキープしながら不正取引をブロック
不正決済のブロックも機能していて、1件も問題が起きていません。
KOMOJUによる不正検知機能で、過去に懸念していたリスクも解消され、承認率は99%という高水準を維持しながら、不正利用をしっかりブロックしています。
4. 多様な決済方法からの売上を1つの管理画面にまとめ、効率化を実現
ファイナンス担当の福角氏は、KOMOJU導入により経理業務のDX化の第一歩につながったと語ります。

決済方法の増加による作業増加を懸念していましたが、基幹システムとの自動連携が可能なため、決済方法の追加=業務負担増にはならない点も評価されています。
「以前は決済方法ごとに明細をダウンロードし、手作業で消込していましたが、今はKOMOJUの管理画面ひとつで完結します。Shopifyとの連携も非常に速く、フラグの更新や返金処理も直感的です。」
さらに、「VLOOKUPなどのデータ活用も容易になり、KOMOJU導入をきっかけに経理のDXが進んだ」と福角氏は語ります。
KOMOJU導入で、ECサイトの成長と業務のDX化を両立
KOMOJU導入により、売上回復だけでなく、社内業務の効率化とDX化のきっかけづくりにも繋がりました。ECサイトの成長を支える堅実なパートナーとしての信頼が根付いています。
「KOMOJUの導入で、売上データと期間システムのデータ突合を実現し、オートメーションの設定を可能にしました。ECサイトやイベントで売上を伸ばしても経理側には負担がかからないことから更なる施策と成長できる後押しになったと感じています。」と野嶋氏は断言しました。

