Steamとは
Steamは、アメリカのValve社が提供している世界最大級のPC向けゲームプラットフォーム。
デジカとSteamのつながり
デジカとSteam (米国 Valve 社が運営) のお付き合いは 2012年に遡ります。Enterbrain (現 KADOKAWA) 社の人気ソフト『RPG ツクール』の英語版製品である『RPG Maker』を、デジカがパブリッシャーとして Steam にリリースしたことから始まりました。 RPG Maker はゲームではない、ソフトウェアコンテンツとしては驚異的なセールスを記録し、デジカは Steam というプラットフォームに大きな可能性を感じましたが、その当時 Steam のインターフェイスはすべて英語で、日本ではまだ知る人ぞ知るサービスだったのです。
Steamの課題
この頃の日本のゲーマーの Steam への不満は、 次のようなものでした。
- インターフェイスが英語なので利用法がよく分からない
- 価格がドルで設定されているため、日本円でいくらなのか分かりづらい
- クレジットカードでの支払いが不安
- 問い合わせへの対応も英語
- 米国との時差もあり、トラブル発生時が心配
Steamとデジカがともに実現したこと
そこでデジカは Steam に働きかけます。日本市場には大きなポテンシャルがあること、しかし多くの日本人にとって英語は高いハードルであること、解決にはあらゆる面での日本語化、日本対応が必要であることを訴えたのです。そして Steam と共に解決法を探り、以下を実現してきました。
- Steam の日本語情報サイト『PRO スチーマー』を立ち上げ、ユーザーの疑問を解決
- デジカが開発した決済システム 『KOMOJU』の導入により、円での支払いを実現
- コンビニ決済や電子マネーなど日本独自の支払い方式への対応やプリペイドカード (Steam プリペイドカード) の発行で、より購入しやすい環境を整備
- 日本語で対応するメール、電話のカスタマーサポートを開設
- 日本のデベロッパーの参入も容易に
- 日本の Steam ユーザーが激増
日本のデベロッパーの参入も容易に
このような解決策を実現したことにより、日本の Steam ユーザーの増加にデジカは大きく貢献することができました。2016年は世界中で最もユーザー数が伸びたのが日本だった、というデータも残っています。また、効果はゲーマーのみならず、ゲームを開発する側のデベロッパーにも波及しました。「これだけ環境が整ってきたなら、Steam に参入してみよう」という機運が日本のデベロッパーの間に高まり、デジカもパブリッシャーとして数多くのタイトルリリースをお手伝いをしてきました。
よりよい環境構築を目指して
Steam とのコラボレーションは常に刺激的で、新しいチャレンジの連続です。デジカは現在、韓国の Steam ユーザーにも KOMOJU の決済システムを通して、現地通貨での決済、韓国独自のギフトカードでの支払いなどに対応した利便性を提供しています。今後も日本に留まらず、世界中のゲーマー、デベロッパーが Steam を最大限楽しみ、利用していただけるような環境を構築してまいります。