バーチャルカードとは? メリットやデメリット、おすすめの使い方を解説

バーチャルカード
最終更新日:2025 年 01 月 09 日

目次

この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。

オンラインでの購入時、最新のキャッシュレス決済として「バーチャルカード」を利用するケースが増えてきています。

バーチャルカードは実物のカードがなく、カード情報のみで決済します。カード紛失の心配がなく、セキュリティ面で安心です。

本記事では、バーチャルカードの特徴やメリット・デメリット、使い方から選び方まで、事業者向けにご紹介します。

バーチャルカードとは?

バーチャルカードとは?

バーチャルカード(Virtual Card)とは、カード情報のみで支払いができる決済手段です。「Virtual」が「仮想」を指すとおり、物理的なカードは発行されません。インターネット上の決済に特化しており、Apple Payのようなモバイルウォレットやアプリから利用できるカードのみ、実店舗でもスマホ決済ができます。

バーチャルカードの最大のメリットは、高いセキュリティです。元のクレジットカードに紐づけて新たなカード番号が発行される仕組みなので、番号を隠してクレジットカードを使用するような感覚です。物理的なカードではないため盗難や紛失の心配もなく、一回きりの使い捨て番号の作成や、匿名性のあるカード名義にできるサービスもあります。

ビジネス利用にも、バーチャルカードは適しています。一時的な利用も可能なため、特定の取引に合わせてカードが発行できます。また、前払いで利用限度額が調節でき、予算内に設定できる点もメリットです。クレジットカードと同様にポイントが貯められるカードもあるため、経費がかさむ場合もお得に利用できます。

バーチャルカードの種類

バーチャルカードには支払い方式が2種類あります。事前に決められた利用限度額内での支払いになります。

前払い方式(プリペイド)

前払い方式(プリペイド)は、バーチャルカードに事前にお金をチャージしておき、チャージした金額の範囲内で支払うものです。バーチャルカードのほとんどは前払い方式です。

後払い方式(ポストペイド)

後払い方式(ポストペイド)は、購入後の決められた支払日に利用金額をまとめて支払うものです。一括払い、分割払い、リボ払いがあります。なお、後払い方式では、申し込み時の審査結果によってカードが発行できなかったり、利用限度額が低く設定されたりするケースもあります。

バーチャルカードの使い方

バーチャルカードの使い方は、インターネット上でのクレジットカードの使い方と同様です。カード発行時に受け取った「カード番号」「有効期限」「セキュリティコード」で決済を行います。

<バーチャルカードを使用した支払い手順>

  1. ECサイトなどでの支払い方法に「カード払い」を選択する
  2. カード番号・有効期限・セキュリティコード・名前を入力する

デビットカード、クレジットカード、プリペイドカードとの違い

バーチャルカードと、デビットカード・クレジットカード・プリペイドカードとの違いをご紹介します。

 

バーチャルカード

デビットカード

クレジットカード

プリペイドカード

物理カード

なし

あり

あり

あり

支払い方式・タイミング

前払い方式(チャージ時点で支払い完了)

後払い方式(翌月一括払い、分割払い、リボ払い)

即払い方式(即時引き落とし)

後払い方式(翌月一括払い、分割払い、リボ払い)

前払い方式(チャージ時点で支払い完了)

 

審査

前払い方式:なし

後払い方式:あり

なし

あり

なし

実店舗での利用

可能(アプリ経由のサービスのみ)

可能

可能

可能

年会費

無料または低額

多くは無料

無料~数万円

無料または低額

利用可能上限額

あらかじめ設定された額、または審査により決定(クレジットカードより低め)

銀行口座の残高が上限

審査により決定(一般的に高額)

チャージ済み金額が上限

ポイント還元

あり

あり(低め)

あり

あり(低め)

利用に適したシーン

オンライン決済、サブスクリプションなど

少額決済、ATM引き出しなど

高額決済、信用取引など

少額決済、用途を限定したい場合など

前払いや即時払いのものは使いすぎを抑え、予算管理に便利です。審査がなく年会費も抑えられます。後払いは審査や手数料が必要なこともありますが、現金がなくても決済が完了できるのがメリットです。

バーチャルカードは、実店舗での利用や上限額は限られていますが、手軽さと安全さが魅力といえます。

バーチャルカードのメリット

インターネット上での決済に適したバーチャルカードのメリットは以下のとおりです。

審査がなく、即日発行されることが多い

バーチャルカードはクレジットカードとは異なり、審査が不要なケースが多く、短時間で発行できます。新規事業を立ち上げたばかりの企業や、クレジットカードの発行に時間をかけたくない事業者にとって非常に便利です。

セキュリティが高い

バーチャルカードは、物理的なカードではなくオンライン上で生成されます。一度限りの使い捨て番号や、特定の取引のみに限定されたカード番号を利用できるため、不正使用や情報漏洩のリスクを大幅に低減できます。カード会社によっては、補償サービスもついています。

利用上限金額を設定できる

前払い方式のバーチャルカードには、利用上限金額の設定機能があり、使いすぎを抑えられます。事業者が利用する際も、従業員による予期せぬ支出を防ぎ、経費管理に役立てられます。

ポイント還元されるものがある

一部のバーチャルカードは、利用金額に応じてポイント還元が受けられます。オンラインショッピングに使用できるのはもちろん、事業者の場合は運営費用に充てることが可能です。

決済代行サービスKOMOJUが発行する「KOMOJUカード」は、法人向けのプリペイドカードです。KOMOJUを通した売上金をチャージすることができます。支払額の0.5%がキャッシュバックされ、手数料支払いなどに充てることが可能です。詳細は「KOMOJUカード」紹介ページをご覧ください。

バーチャルカードのデメリット

特にセキュリティ面でメリットの大きいバーチャルカードですが、一方で以下のようなデメリットがあります。

実店舗で利用できない場合がある

バーチャルカードはオンライン決済を主な目的として設計されているため、実店舗での支払いには対応していない場合があります。タッチ決済にバーチャルカードを登録することで、実店舗でも支払いができるサービスもありますが、一部のバーチャルカードに限られます。

全ての商品に対して使えるわけではない

バーチャルカードは、一部のサービスや商品には対応していない場合があります。たとえば、特定のサブスクリプションサービスや物理的なカードが必須となる予約システムのほか、公共料金も払えないことが多いです。カードの対応範囲を事前に確認する必要があります。

ネットワーク接続が必須

バーチャルカードの利用にはインターネットの接続が必要です。ネットワーク環境が不安定な場合や、接続できない状況では利用が制限されることがあります。特に急な支払いが必要になったときのために、他の支払い方法も考慮しておくとよいでしょう。

おすすめのバーチャルカードの使い方

以下のような利用シーンで、バーチャルカードを活用できます。

オンラインショッピングでの支払い

バーチャルカードはオンラインショッピングでの支払いに最適です。物理的なカードを探し出して番号を確認する必要がなく、スマートフォンひとつで決済が完了します。一時的に利用するカード番号なら、不正使用のリスクを軽減できます。また、利用上限額を設定することで、過剰な支出を防ぐことが可能です。

タッチ決済

一部のバーチャルカードは、QUICPay™やApple Pay、Google Payなどのモバイルウォレットやアプリにカード登録することで、タッチ決済にも対応できます。スマートフォンやスマートウォッチを使用して、実店舗でも簡単に支払いができるため、利便性が向上します。

従業員のクレジットカード管理

従業員が業務用でクレジットカードを利用する場合、バーチャルカードを発行することで経費管理を効率化できます。カードごとに利用上限額を設定したり、特定の取引に限定したりすることで、不正利用や不要な支出を抑えます。また、取引ごとの記録が自動で残るため、経理処理にも便利です。

バーチャルカードの選び方

バーチャルカードの選び方

事業者がバーチャルカードを選ぶ際には、利用目的や運用コスト、機能面を総合的に検討することが重要です。以下では、選定時に特に注目すべきポイントを解説します。

年会費や維持費

バーチャルカードには、発行時や利用時にかかる年会費や維持費が設定されている場合があります。これらのコストは、複数のカードを利用する場合や高頻度で取引を行う事業者にとって、大きな負担となる可能性があります。事前に費用体系を確認し、自社の運用規模や予算に適したカードを選ぶことが大切です。

<チェックポイント>

  • 無料で利用できるか、あるいは一定条件で無料になるプランがあるか
  • 初期費用や月額料金の有無

利用額の上限

バーチャルカードには利用限度額が設定されています。ECサイト運営において、広告費や仕入れ、システム利用料など大きな支出が発生する場合、限度額が低いカードは不便に感じるかもしれません。事業規模に応じて適切なカードを選びましょう。

<チェックポイント>

  • カード単体の利用限度額
  • 月間利用限度額
  • 必要に応じて限度額を引き上げられるか
  • 追加カードの発行手数料がかかるか

支払いパターンを確認

バーチャルカードの支払い方法は前払い方式と後払い方式があり、カード会社ごとに異なります。前払い方式はチャージした金額内での使用になるため、計画的に資金繰りができます。

後払い方式の場合は、以下の支払いパターンを押さえ、キャッシュフローを確認しておくとよいでしょう。

  • 一括払い:毎月一定の日にまとめて支払う方法
  • 分割払い:大きな支出を複数回に分けて支払う方法で、支払い回数が増えると手数料が発生する場合がある
  • リボ払い:毎月一定額を支払う方法で、手数料が発生する

ポイント還元の有無を確認

ポイント還元が可能なバーチャルカードを使用すれば、カード利用額に応じてコスト削減が期待できます。特に広告費やクラウドサービスの支払いで高額利用が見込まれる場合は、ポイント還元率の高いカードがお得です。

<チェックポイント>

  • ポイント還元率
  • 利用できる提携サービスや交換先(マイル、商品券など)
  • 条件付きの特典やボーナスポイントの有無

 

決済代行サービスKOMOJUは、法人向けのバーチャルプリペイドカード「KOMOJUカード」を提供しています。KOMOJUでの売上金を即時利用でき、カード利用額の0.5%がキャッシュバックされるため、資金繰りを最適化できます。

審査は不要で、申し込み後すぐにバーチャルカードが発行できます。発行手数料・月額費用・年会費はすべて無料です。詳細は以下をご覧ください。

KOMOJUカード

まとめ|シーンに応じてバーチャルカードを賢く使おう

バーチャルカードのメリットや利用シーンなどをご紹介しました。バーチャルカードは物理的なカードがないため紛失や盗難の心配がなく、使い捨て番号の利用もできるなど高いセキュリティが最大のメリットです。オンラインショップでも安心して利用できます。

ビジネスでは、従業員や利用サービスごとに分けて複数のバーチャルカードを発行するといった使い方もあります。経費精算もデジタル化できて、管理に便利です。ビジネスの効率化に、バーチャルカードを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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