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KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。
街中でPayPayで決済するユーザーを見かけることが当たり前になってきた中、ネットショップでもPayPayオンライン決済の利用が広がっています。
PayPayオンライン決済の概要や、事業者・ユーザーにとってのメリット・注意点、導入方法などをご紹介します。成功事例もあわせてご覧ください。
PayPayオンライン決済とは

画像引用:PayPayオンライン決済
PayPayオンライン決済とは、インターネット上で利用できるPayPayの決済サービスです。PayPayの決済は実店舗においてQRコードで決済するサービスですが、2019年6月からはオンラインでも利用可能になりました。
また、ユーザーはPayPayオンライン決済を、以下の2つの支払い方法で利用できます。
【PayPayオンライン決済の支払い方法】
- PayPay残高払い:ユーザーが事前にPayPay残高にチャージした金額を利用して支払う方法。チャージは現金(ATM利用)、PayPayアプリに登録した銀行口座、ヤフオク!・Yahoo!フリマでの売上金などから行える。
- PayPayクレジット:当月にPayPayで利用した金額を翌月まとめて支払う方法。残高にチャージすることも可能。
オンライン決済の種類や導入のメリット・デメリットについては以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎あわせて読みたい|オンライン決済とは?種類や導入のメリット・デメリットを解説
PayPayオンライン決済は個人事業主でも導入可能
PayPayオンライン決済はネットショップやアプリ向けの決済サービスです。以下に当てはまる事業者は、PayPayオンライン決済を導入可能です。
- ネットショップまたはアプリを運営している事業者
- ネットショップまたはアプリを作成中・検討中の事業者
- PayPayと提携しているネットショップを利用中の事業者
これからネットショップを構築して、手軽に決済機能を取り入れようとしている事業者にもおすすめです。
PayPayオンライン決済を導入する事業者の5つのメリット

PayPayオンライン決済を導入すると事業者にとって以下のようなメリットがあります。
ポイント還元キャンペーンを利用できる
PayPayでは、さまざまなポイント還元キャンペーンを実施しています。これにより、ユーザーの購買意欲が促進され、PayPayを利用する頻度が増します。ポイントの負担は事業者ではなく、PayPayがするため、事業者は追加のコストをかけることなくキャンペーンの効果を享受できます。
新規顧客の獲得につながる
決済方法を増やすことで、新規顧客の獲得が期待できます。PayPayには6,700万人のユーザーが存在します(2024年12月時点)。普段からPayPayを利用しているユーザーは、ネットショップでもPayPayを利用する可能性が高いです。また、ポイント還元キャンペーンの参加やクーポンの獲得を目的に、利用を始めるユーザーもいるでしょう。
情報入力の手間がなくカゴ落ちが防げる
PayPayオンライン決済では、支払い工程が簡素化されており、ユーザーが情報を入力する手間が少ないのが特徴です。決済の操作に迷わないことで、カートに商品を入れたままサイトから離脱するカゴ落ちを防ぎ、購入率の向上に寄与します。
クレジットカードを使わない層を取り込める
PayPayオンライン決済では、現金や銀行口座からの残高チャージでも支払えるため、クレジットカードが不要です。クレジットカードを持っていない若年層や、カード番号の入力に抵抗がある層を取り込むことができます。
不正利用に対する保証がある
PayPayには不正利用が発生した場合に備えて、PayPay加盟店への入金補償制度が用意されています。加盟店に過失がない限り、被害にあったユーザーへの補償金は、すべてPayPay側の負担です。不正利用はテクノロジーと専任スタッフにより監視されており、事業者は安心して取引を行うことができます。
PayPayオンライン決済を利用するユーザーの6つのメリット
PayPayオンライン決済を利用できることによって、ユーザー側は以下のようなメリットを得られます。
PayPayポイントを貯められる
PayPayで支払うと、購入金額に応じてPayPayポイントが貯まります。ポイントは、次回の購入時に1ポイント1円相当で利用できます。通常のポイント付与率は0.5〜1%ですが、大型キャンペーンでは最大2%のポイント還元が得られることもあります。
PayPayクーポンが利用できる
PayPayでは、さまざまな店舗のクーポンが常に提供されています。ユーザーはあらかじめPayPayアプリでクーポンを獲得しておけば、支払い時にそのまま割引が適用されます。
ヤフオク!やYahoo!フリマの売上金で購入できる
PayPayはヤフオク!やYahoo!フリマのプラットフォームと連携しています。ユーザーはこれらのプラットフォームでの売上金をPayPayにチャージし、オンラインでの購入に利用できます。
カード情報の入力の必要がない
PayPayはクレジットカードから引き落とされる場合でも、カード情報を毎回入力する必要がありません。PayPayアプリにカード情報が紐づけられているため、スピーディーに決済できます。クレジットカード情報の入力に抵抗があるユーザーも安心です。
クレジットカードがなくてもネットショッピングができる
PayPayオンライン決済の支払いは、PayPay残高にチャージする方法があり、クレジットカードを持たないユーザーでも利用可能です。支払い前にチャージするため、利用金額を制限したいユーザーにとっても使いやすいです。
不正利用に対する保証がある
PayPayには不正利用補償制度があります。万が一アカウントや口座情報、クレジットカード情報などが不正利用された場合でも、PayPayが被害額の全額を補償してくれるため、安心して利用できます。
PayPayオンライン決済を導入する事業者の注意点
PayPay for Developersを利用してPayPayオンライン決済を導入する際、固定費や運用費は無料ですが、決済手数料が発生します。物販が3.8%で、デジタルコンテンツが10%です。実店舗でのPayPayを導入していない場合は、振込手数料が早期振込サービス利用時のみ別途発生します。
その他、導入にあたっての契約やシステム構築などの対応に手間がかかりますが、決済代行サービスを経由して導入すれば簡単にできます。決済代行サービスやショッピングカード事業者を利用している場合は、決済手数料が異なるため確認しておきましょう。
PayPayオンライン決済を利用するユーザーの注意点
購入金額がPayPayの残高を超えた場合、チャージ残高不足により決済は完了しません。そのため、決済前にチャージ残高を確認することが重要です。PayPayクレジットカードを紐づけると残高不足が自動的に解消されますが、PayPayクレジットが使えないネットショップもあるので注意しましょう。
PayPayオンライン決済での支払い方法
PayPayオンライン決済の支払い方法を解説します。
スマートフォンで支払う方法
スマートフォンで支払う場合、ECサイトからPayPayアプリに遷移する方法と、ブラウザ上でPayPayにログインする方法の2つのパターンがあります。
- PayPayアプリで支払う場合の手順
- 支払い画面で「PayPay」を選択
- 自動的に起動されたPayPayアプリの画面で、「支払う」を選択
- 支払い完了後、自動でネットショップに戻るのを待つ
- スマートフォンのブラウザで支払う場合の手順
- 支払い画面で「PayPay」を選択
- PayPayの画面に切り替わったら、PayPayに登録している携帯電話番号・パスワードを入力
- SMSで送信された4桁の認証コードを入力
- 残高を確認し「支払う」を選択
- 支払い完了後、自動でネットショップに戻るのを待つ
PCで支払う方法
PCで支払う場合も、PC上に表示されたQRコードをPayPayアプリで読み取る方法と、ブラウザ上でログインする方法の2つのパターンがあります。
- PayPayアプリで支払う場合の手順
- 支払い画面で「PayPay」を選択
- PayPayで支払うためのQRコードが表示される
- スマートフォンのPayPayアプリを起動し、「スキャン」からQRコードを読み取る
- 支払い画面で「支払う」を選択
- 支払い完了後、自動でネットショップに戻るのを待つ
- PCのブラウザで支払う場合の手順
- 支払い方法の選択画面で「PayPay」を選択
- PayPayの画面に切り替わったら、PayPayに登録している携帯電話番号・パスワードを入力
- SMSで送信された4桁の認証コードを入力
- 残高を確認し「支払う」を選択
- 支払い完了後、自動でネットショップに戻るのを待つ
支払い受付画面が表示された場合の支払い方法
一部のネットショップでは「支払う」ボタンをクリックすると、「支払いを受付」と書かれた画面が表示されることがあります。これは、ネットショップ側でまだ商品の準備ができていないことを表しており、支払いを受け付けただけで決済はまだ完了していない状態です。ネットショップ側の準備が整えば決済が完了し、表示も「支払い完了」に切り替わります。
PayPay(オンライン決済)の導入方法

PayPayオンライン決済を導入するには、PayPayと直接契約するか、決済代行サービスを利用する方法があります。
PayPayと直接契約する
PayPayの公式サイトから申し込み、PayPayオンライン決済を導入する方法です。運用費などは無料で、決済手数料のみが発生します。
申込内容に不備がなければ、審査結果が2週間〜1ヶ月ほどでPayPayから届きます。審査通過後、案内メールに従って設定を行い、5営業日ほどで利用開始できます。
決済代行サービスを利用する
決済代行サービスに申し込み、PayPayオンライン決済を導入する方法です。初期費用・月額費用は決済代行サービスによって異なります。
決済代行サービスを利用するメリットは、契約に必要な書類手続きの手間を軽減できることです。また、他の決済手段とまとめて導入できるため、売上の確認やキャンセル対応も同じ管理画面で一元管理できます。
▶︎あわせて読みたい|決済代行とは? 仕組みやメリット、選び方をわかりやすく解説(https://ja.komoju.com/blog/payment-agency/)
決済代行サービス「KOMOJU」は初期費用・月額費用が完全無料です。決済手数料もPayPayと直接契約するよりもコストを抑えられます。また、PayPayオンライン決済以外にも幅広い決済手段を揃えており、一括で導入できます。
詳細の決済手数料はこちらをご確認ください:PayPay決済の導入
PayPay(オンライン決済)導入の成功事例
PayPayを導入して成功した事例をご紹介します。
成功事例1. 日本で人気のPayPayを導入し売上アップ
Daniel Wellingtonはスウェーデンの時計とジュエリーのブランドであり、日本市場への進出に際して、ECサイトにKOMOJUを活用して決済手段を導入しました。
日本では、クレジットカード決済が最も多く利用されており、次いでコンビニ決済とPayPayが人気です。このように、ローカライズを進めることで、Daniel Wellingtonは現地の顧客により近づき、現地の決済方法の新しいトレンドに適応することができました。
成功事例2. 客単価アップで売上・決済金額ともに約110%増
近江牛専門店かねきちはネットショップを展開するにあたり、多くの決済手段を用意したいと考え、PayPayを導入しました。
ネットショップ決済の売上10〜15%はPayPayで支払われており、利用者の多さがうかがえます。また、PayPayのキャンペーン実施期間にネットショップにも大きくバナーを掲示したところ、客単価がアップし、売上・PayPayでの決済金額ともに約110%に増えました。
成功事例3. PayPay導入で若いユーザーの決済利便性が向上
birnestは、ストリートファッションのネットショップを展開しています。利用しているショッピングカート事業者でPayPayのオンライン決済が利用できるようになってから、すぐに決済手段の一つとして導入を決めました。若い人が多く利用しているPayPayのオンライン版であることと、コンビニ決済とは異なり即入金されることが魅力でした。
メインターゲットはInstagram経由の20代男性でしたが、PayPayを導入してから今までターゲットにしていなかった10代のユーザーが増加しました。クレジットカードを持たない層にもPayPayは親和性があることが証明できた事例です。
成功事例4. PayPayクーポン発行により売上が1.6〜1.7倍に
株式会社チヨダは、靴の販売店舗を全国約900店舗展開している企業です。東京オリンピックを前にキャッシュレス化を目指し、PayPayの導入を決めました。
懸念点は、現金とは異なり決済手数料がかかることでした。しかし、実際に導入してみるとキャッシュレス決済の利用者率は順調に伸びていき、PayPayは今ではなくてはならない決済手段です。特に影響が大きかったのが、PayPayクーポンによる売上アップです。自治体キャンペーンとPayPayクーポン発行が重なった頃には、売上が1.6〜1.7倍に増える結果となりました。
まとめ|PayPayオンラインを導入して、新規顧客の獲得を促進
PayPayオンライン決済を導入することで、新規顧客の獲得を期待できます。特に、ポイント還元キャンペーン期間中は新規ユーザーが増加する傾向があります。若年層などクレジットカードを持たないユーザーでも利用できるため、幅広い顧客を取り込めるでしょう。
導入には、複数の決済手段をまとめて契約できる決済代行サービスの利用がおすすめです。決済代行サービス「KOMOJU」は、初期費用・月額費用が無料で、PayPayは直接契約よりも決済手数料を抑えて導入できます。ぜひご検討ください。

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