alipay決済 導入
最終更新日:2023 年 01 月 23 日

Alipay(アリペイ/支付宝)とは? メリットや導入方法をわかりやすく解説

目次

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主要なオンライン決済方法に対応している決済代行サービスです。

世界的にキャッシュレス決済が普及している今、中国を中心に東アジアで12億人以上の利用ユーザーを抱えるQRコード決済サービスがあります。それが「Alipay(アリペイ/支付宝)」です。

日本の事業者でもAlipayを導入する店舗やECサイトが増えており、中国人をターゲットにしたインバウンド対策や、越境ECでの購買促進を行うのであれば、決済手段としてAlipayの導入を検討することをおすすめします。

本記事では、Alipayの基本情報として、Alipayが注目される理由や導入メリット、決済の仕組み、導入方法などをご紹介します。

Alipay(アリペイ/支付宝)とは?

Alipay(アリペイ/支付宝)とは?

Alipay(アリペイ/支付宝)は、中国を拠点とする大手IT企業のアリババグループが提供する、中国の通貨「人民元」で支払いを行うQRコード決済サービスです。中国を中心に、12億人以上の利用者数を抱えています。「Alipay」を中国語で表すと「支付宝(ジーフーバオ)」といいます。

2004年にサービス開始してから、Alipayが占めるモバイル決済金額のシェアが54% (※)に達しています。中国の都心部では現金を持ち歩かない生活が実現しており、まさに生活に無くてはならないサービスに成長しています。

(※)出典:新華網ニュース (2019年3月21日)

Alipayは普段の買い物だけでなく、公共サービス料金の支払いや、学費、家賃の支払いなどにも利用できます。その他、ユーザー間の送金、割り勘の手段としても便利に利用できます。

近年では日本でもコンビニや飲食店などの店舗に導入が進んでおり、日本の加盟店舗数は2019年5月発表時点で30万店を超えています。Alipayの利用者は中国の通貨「人民元」で支払いを行いますが、日本の事業者に対しては「日本円」で入金が行われます。

Alipay決済が注目される理由

Alipay決済が注目されるのは、なんと言っても「Alipayの利用者数の多さ」でしょう。12億人以上の利用者数、日本でも30万店以上の加盟店舗数を抱えており、世界最大級のキャッシュレス決済サービスといえます。

コロナの影響で日本への中国人観光客数は減りました。2019年には史上最多の959万人 に達した中国人観光客も、入国受け入れを再開した今、2022年1月〜10月でたったの13万人 と少なく、訪日中国人観光客数は戻ってきていません。

一方で期待されているのが、越境ECです。世界中でECサイトの利用率が高まっている中で、外国人が日本のECサイトで購入する越境EC市場が拡大傾向にあります。

特に、中国の消費者による日本事業者からの越境EC購入額が2兆1,382億円で、前年比9.7%で増加しています。

▼日本・米国・中国の3か国間の越境EC市場規模(単位:億円)

日本・米国・中国の3か国間の越境EC市場規模

出典:経済産業省「令和3年度 電子商取引に関する市場調査」(令和4年8月)

また、中国における越境ECを利用する際の決済方法について調査したところ、Alipayが43%を占めています。

中国における越境ECの決済方法

出典:経済産業省「令和3年度 電子商取引に関する市場調査」(令和4年8月)

越境ECをしてでも日本の商品を購入したいというニーズは高く、その理由のトップが「自国で購入できないから」で77%、「価格が安いから」が37%、「品質がよいから」が31%、「日本ブランドに安心を感じるから」が26%などとなっています 。

つまり、商品の独自性や日本ならではの特別感を出すことと、決済方法にAlipayを導入しておくことで、中国の消費者の越境EC利用者を獲得することができると考えられます。

Alipay決済導入のメリット

Alipay決済導入のメリット

ここまではAlipayの利用者数の多さや、右肩上がりで増加中の越境ECの市場規模の観点から、Alipay決済の導入を検討するとよい理由を解説してきました。

ここでは、支払い処理や会計の観点も踏まえて、Alipayを導入するメリットをご紹介します。

メリット1 決済処理をスムーズにできるようになる

Alipayを導入すると、手間がかかる決済処理作業を軽減でき、スムーズに対応できるようになります。

Alipayの決済方法や仕組みは後述しますが、店頭での決済の場合、QRコード決済のため、現金の受け渡しは必要ありません。キャッシュレスでの決済によってレジでの会計ミスを防止できます。

また、ECサイトでの決済においても、アプリやWebで簡潔に決済できるため、利便性が高く、利用者の増加を見込めます。

さらに、事業者としては入金処理の手間を軽減できることがメリットになります。国際送金などで支払わなくて済むため、送金手続きや外貨両替、送金手数料などのコストや手間もかかりません。

メリット2 為替変動リスクがない

Alipay決済では、日本のAlipay加盟店への入金は、販売時点での日本円価格の売上金額が、円建てで支払われます。つまり、入金額は日本円で決定され、日本円で入金されるということです。為替の変動リスクがなく、安心して販売できます。

店舗では日本円で販売をしているところを、Alipayが中国の通貨「人民元」に換算をして、利用者に人民元価格で提示する、という仕組みです。

メリット3 海外の新規顧客を獲得できる

中国を中心に東アジアで12億人以上の利用者がいるAlipayを導入することで、越境ECや訪日外国人への実店舗での販売において、販売機会を増やし、新規顧客の増加や客単価向上などを見込むことができます。

訪日外国人の中でも中国人は特にキャッシュレス決済が浸透しており、訪日時にも支払い慣れている決済手段での支払いニーズは高いと考えられます。Alipay決済であれば、事前の日本円への両替や手数料も必要なく、現金を使わずに商品を購入できるので、訪日観光客にとってメリットが大きいです。

そのため、実店舗でAlipay決済ができることで、Alipayを使えない店舗よりも売上拡大が見込めます。

また、越境ECサイトでAlipay決済を導入すると、為替変動リスクに悩まされることなく、人民元で決済ができるため、消費者への販売促進に繋がります。

先ほどご紹介したとおり、中国における越境ECを利用する際の決済方法で、Alipayが43%を占めていることから、Alipay決済の導入が決済ハードルを低くしてくれるといえるでしょう。

Alipay決済の仕組み

Alipay決済の仕組み

Alipayの決済の仕組みを解説します。Alipayは、店頭でのオフライン決済と、ECサイト等でのオンライン決済の両方に対応しています。

オフライン決済(店頭でのAlipay決済)

店頭でAlipay決済を行う場合、「店舗提示型」と「消費者提示型」の2種類があります。

「店舗提示型」では、あらかじめ店舗側で固定の読み取り用QRコードを設置しておき、消費者がスキャンして決済する仕組みになっています。

消費者はAlipayアプリを立ち上げ、スキャンを選択してQRコードを読み取り、金額を入力して決済します。

店舗側はステッカーやPOPなどで固定のQRコードを用意するだけで決済ができます。読み取り用端末を用意する必要がなく、提示するQRコードも印刷した紙でも問題なく読み取れるため、導入が簡単です。

「消費者提示型」では、消費者がAlipayアプリの支払い用QRコードを提示し、店舗側がQRコードをスキャンして決済する仕組みになっています。

消費者はAlipayアプリを立ち上げ、支払い用QRコードを提示するだけです。

店舗側はQRコードをスキャンして、販売金額を入力して決済します。用意する必要があるものは、POSレジのような端末や、専用アプリをダウンロードしたタブレットやスマートフォン端末です。

オンライン決済(ECサイト等でのAlipay決済)

ECサイト等でAlipay決済を行う場合、スマートフォンやタブレットにダウンロードしたAlipayアプリを使用して決済する方法と、ECサイト上の決済ページでAlipayにログインして決済する方法があります。

Alipayアプリが手元にある場合、決済ページ上に表示されたQRコードをAlipayアプリで読み取ることで、Alipayアプリ上で決済金額が表示され決済を完了できます。

スマートフォンやタブレットがなく、Alipayアプリを使用できない場合は、ECサイト上に表示された決済ページで、IDとパスワードを入力してAlipayにログインし、支払い用のパスワードを入力して決済します。

いずれの方法でも、決済が完了後、ECサイトの任意のページへとリダイレクトされ、購入手続きを進める流れになります。

Alipay決済の導入方法

Alipay決済を導入するには、決済代行サービスを利用します。決済代行会社や金融機関などのAlipay認定の代理店に申し込みをしてください。

代理店の加盟店審査を通過すれば、アカウントが発行され、すぐに利用開始できます。利用開始までは約10営業日です。

Alipayの導入事例

Alipayの導入事例

日本のAlipay決済の加盟店数は30万店を超えています。大手コンビニチェーンや百貨店、ドラッグストアなど幅広い業種で導入されています。

札幌の冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」でもAlipayは導入されています。アジアからの来場者が1割以上を占めており、2018年からAlipayが導入されました。店舗提示型を採用しており、導入費用を安価に抑えた上で、導入初年度は30店舗からスタートし、翌年には120店舗まで増加しています。その結果、Alipayを通じた決済金額が6倍にまで増加しました。 

まとめ|越境EC市場や訪日中国人の増加にあわせてAlipay導入を検討しよう

今回はAlipayの基本情報として、注目されている理由や導入メリット、仕組みなどをご紹介しました。

世界一の人口を抱える中国でトップの決済手段であるAlipayを導入することで、越境ECサイトでの利用者増加を見込むこともできます。また、今後増えるであろう訪日外国人が実店舗を選ぶ理由としても効果を発揮するでしょう。

決済代行サービスを利用して決済手段を導入するにあたり、世界で12億人が利用しているAlipayをぜひ検討してみてください。

【この記事の監修者】

中崎 隆

弁護士

中崎・佐藤法律事務所の代表弁護士。専門は決済に係る規制、インターネットビジネス、クロスボーダー取引の契約交渉など。事務所公式サイト:https://nakasaki-law.com/

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