決済代行の手数料の種類や料金体系、選び方を解説

決済代行の手数料の種類や料金体系、選び方を解説
最終更新日:2024 年 08 月 09 日

目次

この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。

ECサイト運営を成功に導くにあたって、幅広い決済方法を導入しておくことが重要です。消費者が自身に合った支払い方法を選べるため、決済ページで離脱せずに購入まで辿り着くことができます。

複数の決済方法の導入には決済代行サービスの利用が便利ですが、費用や手数料がどのくらいかかるのかが気になる点ではないでしょうか。

ここでは決済代行を利用した場合の手数料や料金体系、決済代行サービスの選び方をご紹介します。

決済代行サービスの概要

決済代行サービスとは、決済に関する業務をEC事業者の代わりに行うサービスのことです。

【決済代行サービスによる代行内容】

  • 各決済サービスへの申し込み・審査手続き
  • 決済サービス導入に必要なシステム開発
  • 決済処理
  • 売上入金管理
  • セキュリティ対策

 

ECサイトの売上アップを目指すなら、複数の決済方法を導入し、消費者がスムーズに決済できるようにすることが求められます。決済サービスの導入時に、直接各決済機関に申し込むのではなく決済代行サービスを利用すれば、複数の決済方法を一括で導入できます。

また、各決済の申し込みや審査手続きのほか、決済処理、入金管理も1つの決済代行サービスで対応できるようになり、コストや労力を軽減できるので便利です。

決済代行にかかる手数料の種類

決済代行サービスを利用する際にかかる手数料は以下の種類があります。料金の目安は、問合せが必要なプラン以外の決済代行サービスを参考にしています。決済代行サービスによっては発生しない手数料もあります。

手数料の種類

概要

初期費用

審査・システム構築など代行依頼時に発生する費用

月額費用

システム利用費など毎月発生する費用

決済手数料

キャッシュレス決済が消費者によって行われた際に、決済代行サービス経由で決済会社に支払う手数料

トランザクション費用

ECサイトからの売上データの転送費用。送信先の決済代行サービスが決済処理を行う際に発生

振込手数料

売上を指定口座に入金する際に発生する手数料

取り消し手数料

決済完了後にその決済処理をキャンセルする際に発生する手数料

初期費用

初期費用は、決済代行サービス導入時に発生する費用です。決済サービスの申し込みや審査、システム構築など、最初の手続きに必要な費用として支払います。

料金は要問合せの決済代行サービスが多いですが、無料のところもあります。

月額費用

月額費用は、決済システムの利用料・運営費に当たるもので、毎月固定で発生します。

費用が0円のプランもありますが、有料の場合は2,000円~1万5,000円ほどです。

決済手数料

決済手数料は、クレジットカード会社などの決済会社に対して、決済代行サービスを介して支払う手数料です。消費者の決済ごとにかかり、決済額の一定の割合か、決済ごとの固定料金で設定されています。販売商品や業種などによって手数料が異なることもあります。

決済代行サービス会社を介したクレジットカードの決済手数料の目安は、決済金額の2.5~4.0%ほどです。

トランザクション費用

トランザクション費用は、決済データの通信費用です。ECサイトから送られた決済データを決済代行サービスが決済処理する際に発生するもので、決済手数料とは異なります。決済1件ごとに費用が発生するため、購入単価が低いECサイトの場合にはトランザクション費用の負担が大きく感じられるでしょう。

費用は1回につき数円~数十円です。無料にしている決済代行サービスもあります。

振込手数料

振込手数料は、売上金額が指定口座に振り込まれる際に発生する手数料です。月1回や月2回など、決済代行会社と契約時に決めた入金サイクルでまとめて入金され、そのたびに手数料がかかります。

振込手数料は振込先の銀行や振込金額によっても変わり、1回の振込につき数百円から数千円です。利用頻度が多ければ、サービスプランによっては無料になるところもあります。

取り消し手数料

取り消し手数料は、決済完了後に決済処理をキャンセルする際に発生する手数料です。具体的には、決済サービスからの返金手続きなどにかかります。取り消し1件ごとに手数料がかかるため、取り消し件数が多いほどコストが高くなります。

1件あたり5円が相場です。

決済代行の料金体系

決済代行には、大きく分けて2つの料金体系があります。一つは、決済手数料と取り消し手数料のみ支払うもので、もう一つは、手数料とあわせて初期費用・月額費用も支払うものです。

それぞれの料金体系の概要とメリット・デメリットをご紹介します。なお、決済代行サービスによって支払う必要のある手数料などが異なるため、料金体系を比較してから導入することをおすすめします。

 

決済手数料と取り消し手数料のみ発生する

各種手数料の他、初期費用・月額費用も発生する

メリット

  • 初期費用・月額費用が無料で、費用負担を軽減できる
  • 申し込みから数日以内に利用開始できる
  • サービスのカスタマイズ性が高く、決済に関するサポート体制が整っているケースが多い

デメリット

  • 質の高いサポートが提供されない
  • 手数料が一律で、割引がきかないことが多い
  • 導入時や毎月の費用が負担になる
  • 申し込みから利用開始まで1~2ヶ月ほどかかる

決済手数料と取り消し手数料のみ発生するケース

初期費用・月額費用が無料で、支払うのは決済手数料と取り消し手数料のみの料金体系です。

導入時や毎月のコストが発生しないため、小規模事業者やスタートアップ企業にとって費用負担を抑えられることがメリットになります。また、申し込みから数日以内に決済サービスを利用開始できることが多いです。

一方で、売上が増えると決済手数料分の負担も増えるため、あらかじめ売上予測とともにコストを見積もっておくことが大切です。

決済手数料などの他に初期費用や月額費用も発生するケース

決済手数料など各種手数料だけでなく、初期費用・月額費用が発生する料金体系では、決済に関するサポート内容が充実しており、カスタマイズ性が高いことが多いです。売上規模が大きいEC事業者にとって、決済方法について万全の体制を整えられることはメリットでしょう。

一方で、導入時や毎月のコストがかかるため、費用負担は大きくなります。また、申し込みから利用開始まで1~2ヶ月ほどかかるケースがほとんどです。

決済代行サービスの選び方

決済代行サービスの選び方

決済代行サービスを選ぶ際には、決済代行の手数料だけでなく以下のような観点で比較検討することをおすすめします。

1. 導入できる決済方法の種類が豊富か

ECサイトで利用できる決済方法は、クレジットカード決済やQRコード決済、コンビニ決済、後払い決済などさまざまです。消費者それぞれが決済しやすいよう、幅広い決済方法を導入できるかを確認しましょう。

ポイントは、一つの決済代行サービスで複数の決済方法が導入できるかどうかです。導入可能な決済方法が少ない場合、他の決済代行サービスも利用することになり、かえって管理が煩雑になるリスクもあります。販売商品やターゲットにあわせて、必要な決済方法をまとめて導入するとよいでしょう。

2. 導入費用や手数料などのコストがいくらか

決済代行サービスを利用するにあたって、初期費用・月額費用・手数料がどのくらいかかるのかを確認しましょう。

初期費用・月額費用が無料であれば、費用負担をなるべく抑えながらECサイト運営ができます。一方で、初期費用・月額費用をかければ長期的な費用対効果を見出すことができるため、サービスの内容と照らし合わせながら検討するとよいでしょう。機能追加などができるオプション費用も含めて予算を組むことがおすすめです。

3. 売上金の入金サイクルを選べるか

売上金の入金サイクル(決済から入金までの期間・頻度)がどのくらいかを確認しましょう。

入金サイクルが短く設定できるサービスであれば、余裕をもって資金繰りができるようになりますが、その分手数料もかかります。事業状態に合わせて、入金サイクルが途中から変更できるサービスがよいでしょう。

4. システムが使いやすいか

消費者にとっても事業者にとっても使いやすいシステムを選びましょう。消費者がスムーズに決済でき、事業者が売上確認などを簡単に行えるものがよいです。

既存のシステムとの連携が利用可能かどうかもポイントです。CSVファイルで数万件の決済処理を行えるオプションなどを提供している決済代行サービスもあります。

5. セキュリティ面で安心できるか

決済代行サービスのセキュリティ面が万全か、確認しましょう。万が一、個人情報が漏洩してしまうとEC事業者の社会的信用を失うことになります。

以下の基準・認定を満たしていれば安全でしょう。

  • PCI DSS:クレジットカード業界における情報セキュリティの国際基準
  • ISMS認証:情報セキュリティマネジメントシステムが構築・運用され、規格に適合している証明(ISO/IEC 27001・JIS Q 27001)
  • プライバシーマーク:適切な個人情報保護管理が行われている証明

まとめ|決済代行サービスで幅広い決済方法を導入しよう

今回は決済代行サービスの利用にかかる費用や手数料を解説するとともに、決済代行サービスの選び方をご紹介しました。費用負担を抑えながら多様な決済方法を導入できるサービスを選んでください。

決済代行サービス「KOMOJU」は料金体系がシンプルでわかりやすいのが特徴です。初期費用・月額費用が無料で、65以上の決済方法を導入できます。最短即日で利用できる決済方法もあります。

手数料も比較的低めで、クレジットカード決済は一律3.25%、スマホ決済は3.5%〜、コンビニ決済は2.75%です。入金サイクルも週次・月次から選択可能です。

セキュリティ面でも安心です。KOMOJUを運営する株式会社DEGICAは、「プライバシーマーク」の認証を取得済みで、国際基準の「ISMS/ISO 27001」と「PCI DSS」にも完全準拠しています。

コストを抑えて幅広い決済方法を導入したい事業者の方は、決済代行サービス「KOMOJU」の利用を検討してみてください。

コストを抑えて決済方法を導入するならKOMOJU

KOMOJUなら、初期・月額費用無料で、カード決済やスマホ決済、後払い決済などの決済方法をネットショップに一括導入することができます。

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