Wixとは? 料金・メリット・サイトの作り方・成功事例を解説
目次
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KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。
Wix(ウィックス)は、Webサイトを制作したことがない未経験者でも、手軽にホームページやECサイトを構築できるツールです。
今後ホームページの制作を考えている方や、ホームページ機能にネットショップ機能を導入してオンライン販売も展開していこうと考えている事業者の中で、Wixの導入を検討している方もいるのではないでしょうか。
本記事では、Wixを利用するメリット・デメリット、基本機能、利用の流れ、料金プラン、Wixを使ってECサイトを構築している事例をご紹介します。
Wixとは?
参照:Wix
Wix(ウィックス)とは、WebページやECサイトを制作・構築できるホームページ作成ツールです。
800種類以上のテンプレートの中から、業種や目的に合わせて選び、ドラッグ&ドロップで直感的に操作してサイトを構築できます。簡単にサイトを作成できることや操作のしやすさなどを背景に、世界で2億人以上に利用されている人気ツールです。
基本的な機能は無料で利用できるので、初めてホームページを立ち上げる事業者・個人事業主の方におすすめです。いきなりWebサイト制作会社に依頼して数十万円以上の費用をかけることが不安な方は、まずは自分で作成してみてください。
Wixのプレミアムプランと呼ばれる有料プランの中の「スモールビジネス」「ビジネス」「ビジネスプライム」なら、サイトに決済機能やネット予約機能を追加できます。有料プランでも14日間無料で利用できる(※)ので、操作性や機能などを試してみることも可能です。
※全プラン14日間全額返金保証:プラン利用開始日から14日以内にキャンセルした場合、プラン料金が全額返金されます。
Wixを利用する5つのメリット
ホームページ作成やECサイト構築は難しいというイメージを持つ方もいるでしょう。誰でも簡単にWebサイトを構築できるWixを利用すれば、以下のようなメリットを受けられます。
1. 専門知識がない初心者でも気軽にホームページを作成できる
Wixはドラッグ&ドロップでサイトを構築できるサービスです。HTMLやCSSといった専門知識がなくても、直感的に操作するだけで簡単にデザイン性の高いサイトを構築できます。
ユーザーの目を引くようなアニメーション・動画背景・スクロールエフェクトなども追加できるので、見た目の印象も重視したい事業者におすすめです。
特に「Wix ADI」と呼ばれる機能では、いくつかの簡単な質問に答えるだけで、ADI(人工デザイン知能)が最適なレイアウトや画像を選んでサイトをデザインしてくれます。専門知識がなくサイト制作に不安を感じている事業者でも手軽に作成できるでしょう。
2. サイト構築に必要な機能が充実している
Wixにはサイト構築に必要な機能が充実しています。基本的な機能はサイト作成画面から利用でき、さらに機能を追加することも可能です。
「App Market」には、ホームページの機能を拡張できるWebアプリやサービスがあり、これらを簡単にサイトに組み込むことができます。例えば、以下のような機能です。
- マーケティング活動を活発にする機能(SEO対策・Web広告・アクセス解析など)
- ネット販売を実現できる機能(発送・商品を販売できるストア探し・クーポン・定期購入など)
- ユーザーとのコミュニケーションを充実させる機能(フォーム・投票・チャットなど)
Wixはサイトを作成するだけに留まりません。サイトへの流入を増やしたり、商品を販売したり、ユーザーの満足度を高めたりと、ビジネスを拡大させたい方にもおすすめです。
3. 800種類以上のテンプレートから選べる
業種や目的から検索してテンプレートを選び、簡単にサイトを作成できるのがWix活用のメリットの一つです。800種類以上のテンプレートがあります。
「ビジネス」「健康・フィットネス」「美容・ヘア」「ファッション・スタイル」「旅行&観光」「飲食店&グルメ」などの業種から選べる他、業種別のネットショップ用のテンプレートや、クリエイター・アーティスト向け、学校・講座・コミュニティ向け、結婚式などイベント向けのテンプレートなどもあります。
テンプレートから編集して独自のサイトを作成できるため、専門知識がなくてもこだわりのサイトを作りたい方におすすめです。
4. スマホ・タブレットなどレスポンシブデザインに対応している
PCだけでなく、スマートフォンやタブレットなどモバイルのサイズにもぴったりと収まるデザインになっています。
PCとスマートフォンでデザインが同じだと、スマートフォンで見たときに見えない箇所があったり、読み込みに時間がかかったりと、ユーザーの体験を損ねる可能性があります。こうした事象を解決するのが、媒体に合わせてデザインを最適化するレスポンシブデザインです。
Wixはモバイル完全対応で、あらゆるデバイスで美しくコンテンツを表示できます。
5. 決済機能・予約機能などを簡単に組み込める
Wixを利用する3つデメリット
手軽にサイトを作成できるなどメリットの多いWixですが、以下の点に注意して導入を検討してください。
1. 途中からテンプレートを変更できない
テンプレートを活用してサイトを作成すると、途中でテンプレートを変更することはできません。Wixのヘルプセンターには以下のように記載されています。
「現在、既に作成されているサイトに別のテンプレートを適用することはできませんが、アカウント内にはいくつでもサイトを作成することができます。つまり、いつでも新しいテンプレートを使用してサイトを作成し、プレミアムプランを新しいサイトに移行することができます。」(引用:Wix ヘルプセンター)
そのため、作成時点で最適なテンプレートを選ぶか、変更したい場合は一からサイトを作成し直す必要があります。
2. バックアップ機能がない
Wixで作成したサイトは、外部でバックアップ(データのコピー)を取ることができません。Wixのヘルプセンターでは以下のように記載されています。
「現在、外部でサイトのバックアップをとることはできません。」(引用:Wix ヘルプセンター)
ただし、保存・公開のたびに自動的にサイトのバージョンを作成し履歴を残してくれます。
また、手動でサイトを複製することも可能です。万が一サイトが消えてしまった場合に備えて、Wixのダッシュボードで定期的にサイトを「複製」しておくと安心でしょう。
3. 他サービスへ移行しづらい
Wixで作成したサイトのデザインや機能は、エクスポートする(外部媒体に合わせて変換する)ことができません。そのため、他サービスへ移行したい場合は一からサイトを作り直す必要があります。Wixのヘルプセンターには以下のように記載されています。
「Wixを使って作成されたファイルを他のホスティング会社など外部にエクスポートする機能には対応しておりません。」(引用:Wix ヘルプセンター)
Wixには機能を拡張できる「App Market」も用意されており、十分にサイトを作成できるようになっています。Wixでサイト構築・運用を続けていくことを前提に、導入を考えたほうが良いでしょう。
Wixで使える代表的な集客機能
Wixではサイト構築だけでなく、公開後の「集客」機能も用意されています。ここでは以下の4つの機能に絞ってご紹介します。
<メルマガ配信>
メルマガ配信機能では、本格的なメルマガをテンプレートで簡単に作成し、ユーザーへの一斉送信やパーソナライズ配信ができます。送信予約も可能なため、カートに商品が残っていることや割引セールなど、告知が計画的に行えるのが魅力です。
アクセス解析ツールで、メールの開封率やクリック数などもわかり、サイトの改善に役立ちます。
<SNS投稿>
SNS投稿専用のクリエイティブなデザインが作成可能です。目的・テーマ別のテンプレートから簡単作成し、連携したFacebook または Instagramでシェアできます。
<Wix Facebook 広告>
FacebookとInstagramに配信される「Wix Facebook 広告」には、WixのAIアルゴリズムが搭載されています。ユーザーの特性を学習し、興味を持ちそうな商品を最適なタイミングで表示するため、ターゲティングに便利です。
<顧客管理>
Wixは顧客管理(CRM)としても機能します。例えば、ライブチャット機能、あらゆるチャネルで届いたメッセージの一元管理、見積書・請求書の発行などです。ユーザーへのフォローを段階的に組んで、メール送信などのアクションを自動化することもできます。フォローのし忘れや人手不足などを補うのに便利です。
このようにWixには集客に効果的な機能が備わっています。多様な機能を活用して、より効果的なサイト運営を目指してみてください。
Wixの利用の流れ(サイトの作り方)
実際にWixを使ってサイトを作成する流れを見ていきましょう。
1. 新規アカウント登録・ログインする
Wix公式サイトの「無料ではじめる」ボタンから、新規登録を行います。メールアドレス・Google・Facebookログインのいずれかを選択できます。
登録後、以下のような画面が表示され「サイト作成をはじめる」から作成できます。右下の「スキップ」を押しても問題ありません。
「サイト作成をはじめる」から進んだ場合、以下のようにいくつか質問が投げかけられ、回答した内容に基づいてサイト作成のステップが用意されます。
以下のスクリーンショット画像は「ネットショップ>アパレルショップ」を選択した場合のイメージです。
2. テンプレートデザインを選択する
「スキップ」を押した場合、以下のようなページが表示され、「Wix ホームページテンプレートを使う」からテンプレートを選択します。
テンプレートを選択したら、以下のような編集ページから詳細を設定できます。
3. ダッシュボードから編集・設定する
ダッシュボードからストアの設定を行います。
ストアの種類で「ネットショップ>アパレルショップ」のように商品を扱うものを選択している場合、独自ドメイン・商品登録・決済方法・配送と配達・サイトデザインなどを設定します。
4. サイトを保存・公開する
編集が完了したら、右上にある「公開」ボタンからサイトを公開します。公開する前に「プレビュー」から公開イメージを確認可能です。
公開後、「アクティビティ」から注文総数や売上高などのデータを確認できます。
無料と有料プランの違いとは?
Wixには、無料で利用できる機能と、有料プランが用意されています。より高機能なWebサイトを作成したい場合は、有料プランをおすすめします。
無料で利用できるのは、基本機能のみです。例えば、独自ドメイン設定やWixのロゴ非表示などを適用しようとすると、無料では設定ができません。
有料プランは14日間実質無料で利用できます。14日以内に利用を中止すれば、全額返金保証制度の対象となり、理由に関わらず料金の全額が返金されます(初回アップグレードのみ適用)。
Wixの料金プラン
Wixの料金プランは、プレミアムプラン・エンタープライズプランの3つで、それぞれ機能に応じて料金が異なります。
以前まで存在していたホームページプランは2024年9月現在、利用不可能となっております。
プレミアムプラン
プレミアムプランは、Webサイトに決済機能やネット予約機能を追加して、商品販売が可能になるプランです。ビジネスプラスが一番人気とされています。
ECサイトを立ち上げたい方は、スモールビジネスプラン以上のプランを契約してください。以下の表にある項目以外にも、登録商品数やサブスクリプション機能など、ECサイトに欠かせない要件が定められているため、公式サイトを確認してください。
ビジネスプライム | ビジネス | スモールビジネス | パーソナル | |
料金 | 12,000円/月 | 2,600円/月 | 2,100円/月 | 1,200円/月 |
共同管理者 | 15名 | 10名 | 5名 | 2名 |
Eコマース機能 | 高度なEコマース機能 | 標準的なEコマース機能 | 基本的なEコマース機能 | ー |
データ容量 | 無制限 | 100GB | 50GB | 2GB |
オンライン決済 | あり | あり | あり | ー |
サイト分析 | 高度なサイト分析 | 標準的なサイト分析 | 基本的なサイト分析 | ー |
エンタープライズプラン
エンタープライズプランは、大規模ビジネス向けのプランで、企業にぴったりなサイトを迅速に作成・公開できるサービスが提供されています。料金は要問合せです。
複数のサイトを管理できるダッシュボードが用意されていたり、Wixにサイトを移行する際はWixパートナーがサポートしてくれたりと機能・サービスが充実しています。
Wix Eコマースについて
Wixでは、ホームページ作成以外に、月額料金を支払うことで、ホームページにEコマースの機能を導入することができます。WixのEコマース機能は手軽にECサイトを他社と比較して安価に制作可能という点が魅力的ですが、他にもメリット・デメリットが存在します。
以下で紹介します。
Wix Eコマースのメリット
1. 安価なプラン
Shopifyやカラーミーショップなどのネットショップ開業サービスと比較して、安価にECサイトを制作できます。月額料金は最低月2,100円からで、この金額は有料のECプラットフォームの中でも最安水準です。
2. 日本向け多彩な決済方法の提供
Wixでは、Wix PaymentsというShopify ペイメントのような公式のクレジットカード決済は日本未対応ですが、Wixの事業者に対していくつかの日本の事業者が決済方法を提供しています。
その中で最も大きいのがKOMOJUの決済方法です。KOMOJUでは、業界最安水準のクレジットカード決済手数料3.25%から、コンビニ決済、PayPayやメルペイなどのスマホ決済、後払い決済、銀行振込、越境EC向けの決済方法など数多くの決済方法を初期・月額料金無料で提供しています。
KOMOJUはオンラインのみの手続きで決済方法によっては最短即日から使えるのでぜひご登録ください。
Wixに人気の決済方法を一括導入するならKOMOJU
KOMOJUなら、初期・月額費用無料で、クレジットカード決済、QRコード決済、後払い決済、コンビニ決済、Alipayなどの決済方法を一括導入することができます。他決済代行会社では利用開始まで時間のかかる各決済方法がKOMOJUなら迅速に導入可能!
3. マーケティングツールとの統合
Wixには、クーポン、ギフトカード、ニュースレター配信など、顧客を引きつけるためのマーケティング機能が充実しています。また、Wix Ascendという独自のマーケティングプラットフォームも利用でき、キャンペーン管理が簡単です。4. モバイル最適化
Wix Eコマースは、モバイルフレンドリーなデザインを提供しており、スマートフォンやタブレットでもスムーズにオンラインストアを利用できます。これにより、モバイルユーザーからの売上増加が見込めます。5. 送料や税金の設定が柔軟
異なる地域ごとに送料や税金を設定できる機能があり、国内外の顧客に対応した販売が可能です。国際的な販売を視野に入れているビジネスにも適した機能です。Wix Eコマースのデメリット
1. 高度なカスタマイズの制限
Wix Eコマースの基本機能は十分ですが、他のEコマースプラットフォーム(例: Shopify、WooCommerceなど)と比べると、カスタマイズの柔軟性が限られています。特に独自の機能や複雑な顧客体験を提供したい場合、Wixは制約を感じることがあります。2. 外部統合の限界
Wixには多くのアプリが提供されていますが、他のECプラットフォームに比べて、外部ツールやサービスとの統合が限られることがあります。特に高度なCRMや在庫管理システムとの連携に制約がある場合があります。
3. スケーラビリティの問題
Wix Eコマースは小規模から中規模のビジネスには適していますが、非常に大規模なストアや複雑なカタログ管理を必要とするビジネスにはスケーラビリティが課題となることがあります。多くの商品やカテゴリーを扱う場合、管理が煩雑になる可能性があります。
4. サードパーティのアプリ数が少ない
Wix Eコマースはアプリストアを持っていますが、Shopifyのアプリと比較すると、利用できるサードパーティのアプリや拡張機能の数が少なく、特定のニーズに対応するアプリが見つからない場合があります。
5. SEOの柔軟性が限定的
Wix EコマースもSEO対策が可能ですが、サイトの速度や構造の最適化については、他のプラットフォームと比べて限界があるため、検索エンジンでの上位表示を目指すには不利な場合があります。
Wix活用の成功事例
Wixを活用してECサイトを構築した事例をご紹介します。
事例1. 越境ECを見据えて構築。売上全体の38%を占める|BarBer & Apparel 中村商店
BarBer & Apparel 中村商店は、散髪時にお客様に着用してもらう布であるカッティングケープを販売しており、優れたデザインと品質で世界中の理髪店から注文が来ています。
事業立ち上げ当初は、FacebookやInstagramなどのSNSを活用して情報発信し、国内外からダイレクトメッセージで受けて取引を行っていました。しかし手間がかかるようになったことから、海外でも販売できる越境ECを視野に入れて、複数言語で販売できるオンラインショップを立ち上げることになりました。
BarBer & Apparel 中村商店がWixを選んだのは、ノーコードでECサイトを立ち上げられ、越境ECで一般的なPayPal決済に対応しているためです。Wixでオンラインショップを展開後、商品発送や決済がスムーズになったと言います。また、Wix経由の売上は2021年に全体の38%を占めるようになったそうです。
利用機能は、オンラインショップ、ブログ、マーケティングツールです。
事例2. 新鮮な情報を更新できる。予約の9割をWix ブッキング経由で獲得|ライジング・フィールド
参照:ライジング・フィールド
キャンプ場を運営する株式会社ライジング・フィールドは、社内の組織運営においても自発的に行動する力を重視する中で、自分たちで工夫してサイトを作れるWixに移行しました。
Wix ブッキングの予約機能を活用し、電話予約対応を減らすことに成功しています。ノーコードで構築できることと、いつでも気軽にサイトを更新できることが良い点だとのことです。季節の変化に合わせて情報の更新が必要なサイトだからこそ、Wixの手軽さが活きています。
利用機能は、ブッキング、ブログです。
まとめ|Wixで気軽にサイト構築してみよう
今回はノーコードで簡単にサイト構築ができるWixのメリット・デメリット、集客機能、利用の流れ、料金プランなどをご紹介しました。
実店舗で商品を販売していて、ネットショップの立ち上げを検討している方は、まずWixでサイト制作を試してみてください。「14日間全額返金保証」があるため、2週間で操作性や機能を確認できます。
また、WixでECサイトを立ち上げる場合、幅広い決済方法に対応できるようにしておくことで、顧客層の拡大に繋がります。Wixは決済代行サービスKOMOJUと連携でき、世界中の決済方法に対応可能です。
WixとKOMOJUの連携については、こちらのページをご確認ください。
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