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KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。
ECサイトを運営している事業者の中には、売上金が口座に振り込まれるまでの日数・頻度について、以下のように感じたことはないでしょうか。
「現在の入金頻度は月1回だが、仕入れは毎日あり、資金繰りが厳しい」
「入金フローを改善して、より資金面で安定させてECサイトを運営したい」
「入金サイクルを短縮できる具体的な方法を知りたい」
そこで本記事では、入金サイクルの重要性や、売上金を受け取るまでの流れについて解説します。また、具体例として5つの決済方法とShopifyストアの入金サイクルをご紹介します。
入金サイクルとは?
入金サイクルとは、「決済が完了した日」から「口座への入金日」までの日数や頻度のことです。たとえば、お客様がクレジットカードで商品の購入手続きを済ませた日から、実際に事業者の口座に売上金として入金される日までを指します。入金サイクルは決済方法や決済代行サービスによって異なります。
売上金は一度、クレジットカード会社や決済代行会社などが受け取ります。その後、締め日までの売上合計金額から決済手数料が差し引かれた分の売上金が、入金日に事業者の登録口座へ振り込まれます。つまり、お客様が商品代金を支払ったあと、すぐに事業者に売上金が振り込まれるわけではないのです。
入金サイクルの頻度を月1回・月2回・週1回などから選べるサービスもあります。月1回の場合、たとえば以下のような「月末締め・翌月末入金」になり、1ヶ月分の売上金が翌月末に振り込まれます。
▼月1回の入金サイクルの例
EC運営において入金サイクルが重要な理由
事業者が売上金を受け取るまでの流れ
日々、ECサイトを運営する上では意識する機会は少ないかもしれませんが、改めて事業者が売上金を受け取るまでの流れをご紹介します。
理解しやすいように、ここでは決済方法をクレジットカード決済とします。また、以下の2パターンに分けてご説明します。
- 決済サービス会社(ここではカード会社)と直接契約している場合
- 決済代行会社を経由して契約している場合
決済サービス会社に直接決済処理を要求する場合
決済サービス会社との直接契約の場合、お客様・EC事業者・決済サービス会社の3者が関わってきます。EC事業者は決済サービス会社に対して、直接決済処理(※)を要求します。
(※) 決済処理とは、安全に決済を行い、売上を送金するまでのプロセスのことです。具体的には、取引のオーソリ(信用照会)、決済情報と販売情報の確認、売上処理などがあります。
【流れ】
- お客様がクレジットカードで商品・サービスを購入する
- 事業者がカード会社にカード利用情報を送信し、決済処理を依頼する
- 事業者がお客様に商品・サービスを提供する
- カード会社が事業者に、手数料を差し引いた分の売上金を立て替えて支払う
- カード会社がお客様に請求し、登録口座から購入代金を引き落とす
決済代行会社を経由して決済処理を要求する場合
決済代行会社とは、事業者と様々な決済サービス会社との仲介をし、事業者の代わりに決済関連の手続きを行うサービス会社のことです。複数の決済サービスの導入や決済処理、入金などを取りまとめて一元的に管理します。各決済サービス会社と個別に契約や入金確認などを行う手間がかからず便利です。
決済代行会社を経由して契約している場合、お客様・EC事業者・決済代行会社・決済サービス会社の4者が関わってきます。EC事業者は決済代行会社を経由して、決済サービス会社に決済処理を要求します。
【流れ】(上記との差分を太字で記載)
- お客様がクレジットカードで商品・サービスを購入する
- 事業者が決済代行会社を経由してカード会社にカード利用情報を送信し、決済処理を依頼する
- 事業者がお客様に商品・サービスを提供する
- 決済代行会社が事業者に、手数料を差し引いた分の売上金を立て替えて支払う
- カード会社が決済代行会社に、立て替えた売上金額分を支払う
- カード会社がお客様に請求し、登録口座から購入代金を引き落とす
決済方法別の入金サイクル
ECサイトでの利用率が高い代表的な5つの決済方法ごとに入金サイクルを見てみましょう。
これらの決済方法は、決済代行サービス「KOMOJU」を利用すれば一括で導入・管理できます。また、入金サイクルも週1回か月1回から選べるようになります。
クレジットカード決済
日本で利用率の高いJCBや、世界で人気のVisa・Mastercard・American Expressなどのクレジットカード決済を導入する場合、カードブランドによって入金サイクルは異なります。たとえば、JCBのオンライン決済は初期設定では月1回の入金ですが、早期払いサービスに登録すれば決済完了から3営業日後あるいは月5回入金されるようになります。
スマホ決済
PayPay・楽天ペイ・d払い・au Pay・メルペイなどは、店頭だけでなくオンライン上でも決済が利用できます。
直接契約の場合の入金サイクルは以下のとおりです。
月1回:月末締め ※早期振込サービスの場合、翌日入金(PayPay銀行)または翌々営業日入金(その他金融機関) | |
月1回:月末締め・翌月25日入金 | |
月1回:月末締め・翌月10日入金 月2回:15日締め・当月25日入金、月末締め・翌月10日入金 | |
月1回:月末締め・翌月末入金 月2回:15日締め・翌月15日入金、月末締め・翌月末入金 | |
月1回:月末締め・翌月10日入金 月2回:15日締め・当月25日入金、月末締め・翌月10日入金 ※ゆうちょ銀行の場合は、上記入金日から翌営業日に入金 |
決済代行サービスと契約すると、入金サイクルが直接契約の場合と変わることもあります。たとえばPayPayの場合、直接契約すると入金サイクルは月1回ですが、決済代行サービスKOMOJUと契約すると、月1回か週1回から選べるというメリットがあります。
コンビニ決済
セブン-イレブンやファミリーマート、ローソンなどのコンビニで支払う決済の場合、決済代行サービスを利用するのが一般的です。複数のコンビニ決済を一括で導入できます。決済代行サービスKOMOJUであれば、週1回あるいは月1回から入金サイクルを選択可能です。
後払い決済
後払い決済(BNPL:Buy Now Pay Later)は、コンビニや銀行などで後払いができる決済方法です。2024年4月に矢野経済研究所から発表された予測によると、後払い決済の市場規模は2026年度に2兆円以上にまで拡大するとのことです。これは2021年度の約2倍に当たり、今後ますます利用者が増えていくでしょう。
後払い決済として代表的なPaidyの入金サイクルは、月末締め・翌月20日入金です。
銀行決済
銀行決済は、銀行振込・口座振替・Pay-easy(ペイジー)による決済を指します。クレジットカードを持たない利用者などに人気の決済方法です。Pay-easy決済は国内の多くの銀行で利用可能で、ATMやインターネットバンキングからも決済できます。
Shopifyストアの入金サイクル
ECプラットフォーム「Shopify」では、Shopifyペイメントの他、Amazon Payなどの決済方法が利用できます。Shopifyを活用してECサイトを構築する場合、決済方法ごとに入金サイクルを確認しておくことをおすすめします。
ここでは、Shopifyの代表的な決済方法と、Shopifyと提携している決済代行サービスKOMOJUでの入金サイクルをご紹介します。
決済方法 | 入金サイクル |
入金サイクルは週1回あるいは月1回。入金日は月曜日から金曜日のどの曜日でも選択可能。週1回の場合の入金日は、決済完了から5日間と入金曜日までの残り日数を加えた日数 ※日本国内での利用の場合 | |
入金サイクルは2週間ごと。決済完了から入金までは約2〜5営業日 | |
入金サイクルは即時。PayPalの口座残高から他の銀行口座への送金は3日以上(銀行による) | |
入金サイクルは週1回あるいは月1回。 週1回:金曜日締め・翌金曜日入金 月1回:月末締め・翌月末入金 |
Shopifyペイメント
Shopifyが提供するShopifyペイメントは、取引手数料が不要で、クレジットカード決済やApple Pay、Google Payを利用できるようになります。
週ごとの入金サイクルの場合、入金日は決済完了から5日間と金曜日までの残り日数です。たとえば金曜日に入金設定した場合、日曜日に購入された分の売上は5日後の金曜日に入金され、月曜日に購入された分の売上は翌週の金曜日、つまり11日後に入金されます。
Amazon Pay
Amazonが提供するAmazon Payは、利用者がAmazonに登録した支払い情報や配送先住所をそのまま利用できる決済方法です。入金サイクルは14日間で、セラーサポートに連絡して変更することもできます。
PayPal
世界中で4億3千万以上のユーザー(2023年時点)に使用されているPayPalは、決済完了から即時に入金されるのが特徴です。銀行振込にも対応しているため、クレジットカードを持たない利用者層にも購入してもらいやすくなるでしょう。
KOMOJU
決済代行サービスKOMOJUは、クレジットカード決済、代表的なスマホ決済や後払い決済、コンビニ決済の他、海外の決済方法も含め65以上の決済方法を一括で導入できます。入金サイクルは週1回あるいは月1回です。
まとめ|入金サイクルを短縮できないかを確認しよう
今回は、ECサイトで利用されている代表的な決済方法の入金サイクルをご紹介しました。入金サイクルを改善できれば資金ショートを回避でき、より安定した事業運営が可能になります。
複数の決済方法を導入して、消費者の購入体験を向上するには、決済代行サービスを活用するのがおすすめです。導入する際には、導入可能な決済方法やその決済手数料だけでなく、入金サイクルも確認してみてください。資金繰りに影響します。
KOMOJUは初期費用・月額費用が無料で利用できる決済代行サービスです。クレジットカード決済・スマホ決済・コンビニ決済・後払い決済・銀行振込決済・キャリア決済・プリペイド決済を導入でき、日本国内だけでも27ブランドの決済方法に対応しています。
日本以外にも、韓国・中国・東南アジア・ヨーロッパ・ブラジルで利用されている決済方法も導入可能です。海外に向けて販売する越境ECを行いたい事業者にもおすすめです。あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
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