楽天ペイとは? メリットや決済の仕組み、ECサイトへの導入方法を解説

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最終更新日:2024 年 05 月 08 日

目次

この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。

楽天ペイとは、購入者が「楽天ID」を利用して簡単に決済ができる外部ID決済サービスです。

ECサイト等でのオンライン決済、さらには実店舗でのスマホ決済のサービスとして、さまざまなユーザー層に利用されています。

ECサイトの決済方法に、楽天ペイを入れたほうがいいのか?」

「楽天ペイをオンライン決済に導入すると、どんなメリットがあるのか?」

このように、楽天ペイの導入を迷っているEC事業者の方もいるでしょう。

そこで本記事では、楽天ペイが注目される理由や決済の仕組み、購入者とEC事業者のメリット、導入方法をご紹介します。

オンライン決済において、楽天ペイを導入するかどうか検討しているEC事業者の方は参考にしてください。

楽天ペイとは?

楽天ペイとは、購入者が「楽天ID」を利用して、クレジットカード情報などの入力不要で簡単に決済ができる、外部ID決済サービスです。

楽天ペイで利用できる決済方法は以下の3つです。

  • クレジットカード(一括/分割)
  • 楽天ポイント
  • 楽天キャッシュ

 

楽天IDに登録したクレジットカード情報のほか、楽天ポイント、楽天キャッシュを使用して支払いができます。楽天以外のオンラインサイトでも利用可能です。

楽天ペイで決済すると、楽天カード・楽天ポイント・楽天キャッシュでのお支払いに限り、楽天ポイントが貯まります。

ECサイトによっては、楽天ペイで決済する場合、購入者情報、配送先住所などの入力の手間をかけずに決済できるケースもあります。

楽天ペイが注目される理由

楽天ペイが注目されるのは、楽天サービスの会員数の多さです。

日本国内の楽天ID数は、2022年9月時点で1億人以上 と発表されています。楽天市場や楽天カード、楽天銀行など、楽天が運営するサービスは70以上。それぞれのサービスを利用する会員が増えています。

たとえば、 楽天関連サービスのうち国内ECにおける2021年の年間流通総額は5兆円にのぼり、楽天カードでのショッピング取扱高は2022年9月時点で4.6兆円となっています。

また、楽天ペイを利用できる実店舗は 2020年11月時点で500万箇所を超えています。QRコード支払いやバーコード支払い、タッチ決済が可能になり、ますます利用者が増えています。

このように右肩上がりに利用者数が増えている楽天ペイを、ECサイトにも決済方法として導入することで、これまで決済方法がなく離脱していた利用者を購入へと促進することができるのではないかと注目されているのです。

楽天ペイの仕組み

楽天ペイの仕組みは非常に簡単です。EC事業者が楽天ペイと直接契約する場合と、決済代行サービスを利用して導入する場合で、仕組みは異なります。

楽天ペイと直接契約する場合

EC事業者が楽天ペイと直接契約している場合、事業者と楽天ペイの間で決済処理や入金が行われます。

購入者がECサイト上で商品を購入し、クレジットカードや楽天ポイントなどの決済方法で商品代金を楽天ペイ側に支払います。購入時点で、EC事業者は購入者に商品を提供します。

決済手数料が引かれた前月分の売上は、翌月25日に楽天ペイから事業者に振り込まれます。

決済代行サービスを利用する場合

決済代行サービスを利用する場合、以下のような流れで決済が行われます。

まず、楽天ペイを利用して購入者が商品の代金を支払います。その購入代金は、決済代行会社を経由して、楽天ペイ側で決済処理が行われます。決済が確認できたら、EC事業者が購入者に商品を提供します。

後日、楽天ペイから決済代行会社を経由し、決済手数料が引かれた前月分の売上がEC事業者へと入金されます。

購入者の決済フロー

購入者側の楽天ペイの決済フローは以下のとおりです。

画像引用:「楽天ペイ オンライン決済 V2 サービス詳細」画面遷移イメージより

ECサイトの購入手続きページで、楽天ペイを決済方法に選択します。その後、楽天ペイのサイトに遷移し、楽天IDとパスワードでログインします。セキュリティコード認証や楽天ポイント利用の有無などの選択が完了すると、決済が完了します。

購入者にとってのメリット

Paidyと相性の良い業種の特徴

購入者が楽天ペイを利用して決済するメリットは以下の4つです。

1. クレジットカード情報の入力の手間を省ける

オンラインで楽天ペイを使用して決済する場合、あらかじめ楽天IDに登録しているクレジットカード情報を流用して支払うことができます。

そのため、購入のたびにクレジットカード情報を入力する必要がありません。簡単かつスピーディーに決済できます。

2. 楽天ポイントが貯まる&支払いに使える

楽天以外のオンラインサイトでも、楽天ポイントを貯められ、支払いにポイントを利用できるのが、購入者にとって嬉しい点です。

また、楽天ペイの支払い方法に、楽天カード・楽天ポイント・楽天キャッシュを選んだ場合、 楽天ポイントが1%付与されます。

さらには、楽天ポイントの還元率が高くなるキャンペーンも随時実施されています。たとえば、日・月曜日は楽天ペイの日とされており、エントリーの上、対象サイトにて楽天ペイで支払いを行うと、 最大3%のポイントが還元されるキャンペーンなどがあります。こうしたキャンペーンで、よりお得に楽天ポイントを貯められるのもメリットです。

3. セキュリティトラブルに強い

楽天ペイは、3Dセキュア認証・セキュリティコード認証での本人確認が行われるようになっているため、不正利用のリスクを軽減できます。

また、PCI DSSに準拠したセキュリティ対策が行われています。PCI DSSは、世界的に統一されたクレジットカード情報保護のためのセキュリティ基準です。

そのため、ショップ独自のECサイトで購入者が初めて決済する際にも、セキュリティ面で安心して決済することができます。

4. 一括払い・分割払いを選べる

楽天ペイではクレジットカード決済の一括払い・分割払いを選ぶことができます。高単価な商品の購入時にも安心して買い物ができます。

EC事業者にとっての楽天ペイ導入メリット

楽天ペイを導入することで得られるEC事業者のメリット をご紹介します。

1. 約1億人の楽天会員から顧客獲得の可能性が広が

日本国内の楽天ID数は、2022年9月時点で1億以上 と発表されています。また、楽天ポイントの累計発行ポイント数が3兆ポイントを突破し、 通算で10万ポイント以上を獲得している楽天会員数は750万を超えていると2022年7月に発表されています。

経済圏として日本最大級である楽天経済圏で利用されている楽天ペイをECサイトに導入することで、楽天ユーザーがECサイトでスムーズに決済できるようになります。

スピーディーに決済ができるだけでなく、ポイントを利用して決済できる点でも、購買意欲を高めることに繋がるでしょう。

2. 楽天ペイ決済対応でカゴ落ちを防ぎCV率を改善

楽天ペイのオンライン決済では、楽天IDとパスワードを入力するだけで、簡単かつスピーディーに決済可能です。

クレジットカード情報の入力が不要なため、カゴ落ち(購入ページでの離脱)防止に繋がります。ECサイトによっては個人情報の入力も省略可能です。

そのため、購入までのステップが簡略化でき、コンバージョン率を高めることができるでしょう。

3. 保有ポイントの表示で購買促進できる

ECサイト上に購入者の保有ポイント残高を表示できる「ポイントパーツ」を設置可能なため、購入を検討しているユーザーを購入へと促す効果が期待できます。

また、楽天ペイでの購入で楽天ポイントが貯まり、楽天ポイントを支払いに使えるため、一回あたりの購入単価や注文回数が高くなることが見込めます。

4. 不正使用によるチャージバック補償が受けられる

楽天ペイをECサイトに導入すると、チャージバック補償サービスが無料で自動付帯されます。

チャージバックとは、クレジットカード保有者が、クレジットカードの不正利用や納得のいかない取引による支払いの取り消しや返金を要求することです。チャージバックが発生すると、EC事業者は入金された商品の代金を返金する必要があります。

楽天ペイでの支払いにおいてチャージバックとして認定された場合、ECサイト側が被った損失金を楽天が補償するのが、チャージバック補償サービスです。月間50万円(税込) を上限として補償されます。

楽天ペイの導入方法

楽天ペイの導入方法

楽天ペイの導入には2つの方法があります。楽天ペイと直接契約する方法と、決済代行サービスを利用して楽天ペイを導入する方法です。

楽天ペイと直接契約する

楽天ペイと直接契約する場合は、「楽天ペイ(オンライン決済)」の公式サイトから申し込みます。資料請求を行うと、担当者より連絡が届きます。

直接契約の場合、入金サイクルと決済手数料は以下です。

  • 入金サイクル:月末締め・翌月25日振込
  • 決済手数料:デジタルコンテンツ以外 4.0%、デジタルコンテンツ 8.0%〜

決済代行サービスを利用する

決済代行サービスを利用して導入する場合、その他の決済方法とまとめて契約や管理ができるため、複数の決済方法の導入に便利です。

決済代行サービスの申し込みを行い、決済代行サービスと楽天による導入審査が行われます。必要書類の提出が完了すると、楽天ペイを利用開始できます。

なお、日本の人気決済をネットショップにかんたんに導入できるKOMOJUも、楽天ペイに対応しています。

  • 入金サイクル:週次・月次
  • 決済手数料:物販 4.40%、デジタルコンテンツ 8.40%

↓詳細はこちら

https://ja.komoju.com/payment-methods/japan/rakuten-pay/

楽天ペイのオンライン決済を導入するならKOMOJU

KOMOJUなら、初期・月額費用無料で、カード決済やスマホ決済、後払い決済などの決済方法をネットショップに一括導入することができます。

楽天ペイ導入の注意点

決済代行サービスを利用して楽天ペイを導入する場合、以下の点に注意して検討してみてください。

注意点1 定期購入やデジタルコンテンツなど対応できない販売商品がある

決済代行サービスで楽天ペイを導入する場合、以下のような購入に対応できないものもあります。

  • 定期購入商品
  • デジタルコンテンツ商品
  • 配送不要商品

 

なお、KOMOJUでは、物販、デジタルコンテンツにも対応しています。ただし定期購入商品には対応していません。

また、チャージバックに対応できない決済代行サービスもあります。

注意点2 決済手数料や入金サイクルが異なる

決済代行サービスによって、決済手数料や入金サイクルが異なる場合があります。

決済手数料は、直接契約よりも少々高めに設定されていることがほとんどです。料率の違いに注目して比較検討してみてください。

また、入金サイクルも決済代行サービスによって異なります。基本的には月次で入金するサービスが多いですが、中には週次で入金できるサービスもあります。

まとめ|会員数1億人以上の楽天IDを使った楽天ペイを決済方法に導入しよう

今回は楽天ペイが注目される理由や決済の仕組み、購入者・EC事業者の双方のメリット、導入方法などを解説しました。

楽天ペイの特徴は、1億人以上の会員を抱えている楽天が提供する決済方法であることと、支払い時に楽天ポイントが貯まる、かつ利用できてカゴ落ちを防げること、そしてセキュリティ面でも安心であることです。

このようなメリットの多い楽天ペイを導入し、ECサイトの利用者を増やしていくことを検討してみてください。

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