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最終更新日:2023 年 06 月 14 日

Shopifyパートナープログラムとは? できることや登録手順を解説

目次

この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。

Shopifyは世界中で使われているECプラットフォームです。日本国内でも急成長を遂げているため、これからも市場を拡大していくことが予想されます。そのShopifyにはShopifyパートナーという仕組みがあります。これは主にサイト制作やアプリ制作などを行う事業者向けのプログラムで、登録することによってShopifyから収益を得ることができたりします。また、アフィリエイトプログラムもあり、実際に構築をしない方でも収益を受け取る仕組みがあります。

今回はShopifyパートナープログラムの概要やメリット、手順、禁止事項などをご紹介します。

Shopifyパートナープログラムとは?

Shopify(ショッピファイ)とは、ECサイトのプラットフォームのことです。だれでも作れますが、オンラインショップを運営していくうえでは専門家の知識が必要なこともあります。そこで助けになるのがShopifyパートナープログラムです。

Shopifyパートナーとは、Shopifyとパートナーシップを結んだ会社・個人のことです。Shopifyのサイトを構築したり、アプリやテーマを開発・販売したり、新規利用者を紹介したりすることで、Shopifyでのオンラインショップの運営者をサポートし、Shopifyから報酬を得られます。

参加にはShopifyパートナープログラムの公式ページから参加登録をするだけです。Shopifyの運営スキルや知識を持っていれば、個人でも法人でも無料でShopifyパートナープログラムに参加できます。

国内では数千社以上がShopifyパートナープログラムに参加しています。また、Shopify Japan株式会社のプレスリリースによると、2020年度のアクティブパートナー数は2020年9月末時点で前年比173%を突破し、毎年2倍以上の成長を遂げていると発表されています。

このように急拡大しているShopifyパートナーには、開発者・デザイナー・マーケター・フリーランス・コンサルタントなどが参加し、ストア構築・アプリ/テーマ開発・起業家などへのShopify紹介で報酬を得ています。

 

Shopifyパートナーになるメリット

Shopifyパートナーになるメリット

Shopifyパートナーになると、ECサイトの構築・運営・コンサルなどのサポートを受けられます。以下でShopifyパートナーになるメリットをご紹介します。

1. Shopifyパートナー専用の管理画面が利用可能

Shopifyパートナーになると、専用の管理画面を利用できます。Shopifyの構築・紹介を行え、開発に必要な詳細なドキュメントなども利用できます。ShopifyパートナーならECサイトは制作し放題で無料体験期間もありません。もちろん、実際に販売を始めるためには月額プランに契約をする必要がありますが、開発段階なら何個でもストアを作成することができます。

2. APIを活用したアプリ開発が可能

Shopifyパートナーになると、Shopifyアプリストアで販売されるアプリを開発できるようになります。Shopifyから提供される豊富なAPIを活用して、独自にカスタマイズしたアプリ開発が可能です。

APIを活用した開発ができることで、Shopifyパートナーが支援するクライアントのビジネス成長を後押しできるようになるはずです。

以下のAPIがShopifyから提供されており、API導入については公式チュートリアル(英語のみ)で学習することも可能です。

  • アクセスAPI
  • 分析API
  • 請求API
  • 顧客管理API
  • 割引API
  • イベントAPI
  • 在庫管理API
  • マーケティングイベントAPI
  • メタフィールドAPI
  • オンラインストアAPI
  • 注文API
  • 拡張API
  • 製品管理API
  • 販売チャネルAPI
  • 出荷およびフルフィルメントAPI
  • Shopify Payments API
  • プロパティAPI
  • 入札取引API

3. Shopifyのロゴ使用が可能

ShopifyパートナーになればShopifyのロゴを使用できるようになります。自社サイトなどに掲載ができ、Shopifyパートナーであることをアピールできます。

日本国内で数千社以上いるShopifyパートナーの証明となり、ビジネスチャンスが広がる可能性もあります。

4. Shopifyから収益を受け取ることができる

Shopifyパートナーになれば、構築したクライアントがShopifyのプラットフォーム上にいる限り、収益を受け続けることができます。また、アプリ販売やテーマ販売でもお金を稼ぐことができ、様々な開発者や制作会社を惹きつける要因となっています。以下で詳しく説明します。

Shopifyパートナーの種類と報酬

Shopifyパートナーの種類と報酬

Shopifyパートナーには4種類のプログラムがあります。種類によって報酬 が決まります。

  • ストア構築パートナー
  • アプリ開発パートナー
  • テーマ開発パートナー
  • 紹介(アフィリエイト)パートナー

ストア構築パートナー

ストア構築パートナーは、Shopifyストアを新たに構築したり、他のECプラットフォームからのプラットフォーム移行を手伝ったりするのが役割です。

ストアを構築したいと依頼をしてきたマーチャントの代わりに、Shopifyパートナーアカウントでサイト構築をし、管理者権限の移行(ストア移管)をすることで報酬が発生します。ただし、Shopifyのスタータープランである場合は報酬の対象外です。

報酬は、クライアントが毎月支払うサブスクリプション手数料の20%を継続的に受け取ることができます。

なお、報酬を得られる条件として、Shopifyパートナー自身がアクティブである必要があります。以下のいずれかを12カ月ごとに行っていることが求められます。

  • 新たにShopifyストアを紹介していること
  • アフィリエイトリンク経由で新規クライアントと既存クライアントにShopify Plusを紹介していること

アプリ開発パートナー

アプリ開発パートナーは、ShopifyのAPIを利用して独自にカスタマイズしたアプリを開発したり、Shopify アプリストアでアプリを販売したりします。

報酬は、アプリの販売価格もしくはアプリのサブスクリプション手数料の80%です。あるいは、一定の価格ではなく成功報酬型であるレベニューシェアプランに登録したほうがお得です。レベニューシェアプランに登録している場合、すべてのアプリ収益の合計が100万ドル以内であれば100%が報酬、100万ドルを超えた場合は85%が報酬となります。

なお、Shopifyアプリストアで販売開始できるアプリは、Shopifyの要件を満たしている場合のみに限られます。

テーマ開発パートナー

テーマ開発パートナーは、Shoipyのサイトのレイアウトを開発するのが役割です。Shopifyテーマを作成してテーマストアで公開し、販売すると報酬が発生します。

報酬は、Shopifyテーマストアでの総収益が100万ドル以内であれば販売額の100%、100万ドルを超える場合は販売額の85%です。

Shopifyテーマの開発には、ゼロから構築する方法と、参照テーマであるDawnをたたき台として構築する方法から選べます。開発言語は、HTML・CSS・JavaScript・JSON・Liquidを使用できます。LiquidはShopify独自のテーマテンプレート言語で、よりアクティブなECサイトを作ることが可能です。

テーマの販売にあたり、Shopifyテーマストアの要件を満たすことが条件となります。

紹介(アフィリエイト)パートナー

紹介(アフィリエイト)パートナーは、Shopifyを起業家などのクライアントに紹介するのが役割です。Shopifyパートナー専用管理画面からアフィリエイトリンクが発行されるので、それを自社のホームページやブログに貼り付け、宣伝します。新規アカウントを作成して導入してもらうことで報酬が発生します。

報酬は、クライアントが毎月支払うサブスクリプション手数料の2カ月分です。

報酬の発生有無は、Shopifyパートナーの管理画面から確認できます。アフィリエイトリンクを経由して新規アカウントが作成されたら報酬となります。

Shopifyパートナーになるための手順

Shopifyパートナーになる方法はとても簡単です。以下でご紹介します。

手順1. Shopifyパートナープログラムから「今すぐ登録」する

手順1. Shopifyパートナープログラムから「今すぐ登録」する

公式サイト「Shopifyパートナープログラム」から、「今すぐ登録」ボタンを押します。

手順2. アカウントを作成する

手順2. アカウントを作成する

メールアドレスか既にお持ちのアカウントからShopifyIDの作成画面に移ります。

手順2. アカウント情報を入力する

Shopifyパートナープログラムに登録するために必要な情報を入力し、「ダッシュボードを表示」を押します。

登録が完了すると、Shopifyパートナーの管理画面が表示されます。以上でShopifyパートナープログラムへの登録は完了です。

Shopify Expertsとは?

Shopify Expertsパートナーとは?

参照:Shopify Experts 公式サイト

Shopifyパートナープログラムにはランクがあり、実績のあるShopifyパートナーは審査を通過すれば公認の「Shopify Experts」になります。

Shopify Expertsに認定されると、Shopifyのエキスパートリストに会社情報が掲載されます。Shopifyストア構築のサポートを受けたい人に見てもらいやすくなり、リード獲得に繋がるでしょう。

国内のShopify Expertsを紹介

国内のShopify Expertsを5社ご紹介します。

株式会社セルフプラス

株式会社セルフプラス

参照:株式会社セルフプラス

株式会社セルフプラスは、Webデザイン・Web制作事業・アフィリエイト事業・コンサルティングなどを行うShopifyに特化した企業です。Shopifyに関する相談件数は1,500件以上で、多くのリニューアル案件を実施しています。越境ECやShopify Plusの構築実績もあります。

株式会社アーキタイプ

株式会社アーキタイプ

参照:株式会社アーキタイプ

株式会社アーキタイプは、Webサイト構築からコンサルティング、ECマーケティングまでを手がける企業です。最短1週間程度でサイト構築ができる、スピーディーさが強みです。また、Shopifyサイト構築経験から独自ワークフローを構築しており、低コストを実現しています。

アートトレーディング株式会社

アートトレーディング株式会社

参照:アートトレーディング株式会社

アートトレーディング株式会社は、ECビジネスにおいて、制作・運営・コンサルを長年経験している企業です。100社以上のECサイト構築運営実績があります。販売強化はもちろん、物流管理システム「mylogi」と連携し在庫管理などのフルフィルメントサービスまでカバーしています。制作から物流まで一貫して対応できるのが特徴です。アパレル・ファッション雑貨で実績が豊富です。

コマースメディア株式会社

コマースメディア株式会社

参照:コマースメディア株式会社

コマースメディア株式会社は、サイト制作から運用・物流までトータルサポートを展開している企業です。日本で3社目のShopify Experts企業で、Shopify E-commerce Awards 2019を受賞しています。Amazonや楽天などのモール型ECとの連携にも強みがあります。

株式会社フラクタ

参照:株式会社フラクタ

株式会社フラクタは、長きに渡って多くのShopifyのサイト設計/実装をブランディングという目線から手がけている日本でも有名なShopify Expertsです。数多くの有名サイトのデザインなどを手がけ、高品質なECサイトを制作するということで、人気の会社です。

また、Shopify Expertsの上位カテゴリに、Shopify Plusというエンタープライズ向けのプランの構築で実績を上げた制作会社だけが名乗ることができるShopify Plus Partnersというランクもあります。Shopify ExpertsとShopify Plus Partnersの一覧をご覧になりたい方はこちらをご確認ください。

Shopifyパートナーとしての禁止事項

Shopifyパートナーとしての禁止事項

Shopifyパートナーとして守るべきルールがあります。規約違反が発覚した場合は、Shopifyパートナーアカウントの凍結と、それに付随するアプリやテーマを利用できなくなる可能性があります。

ここではよくある規約違反をご紹介します。

1. Shopifyに不利益となる内容の公的な周知

Shopifyに関する内容について、虚偽や誤解を招くような表現をし、不利益となる内容を周知してしまうと規約違反になります。

2. Shopifyを含むキーワードを使った検索連動広告への出稿

「Shopify」「ショッピファイ」「Shopify アプリ」などといった「Shopify」を含んだ検索結果に広告枠で表示されるなど、Shopifyに関連したキーワードで広告出稿を行うことは違反です。

3. 事前許可なしでShopifyに関するメール・リリース配信

Shopify側の許可を事前に得ないまま、Shopifyに関するメールマガジンやニュースリリースを配信することは禁止されています。Shopify Japanがレビューする必要があるため、プレスリリース事前申請フォームから申請を行う必要があります。

4. Shopifyのキーワードを使ったドメインやメールアドレスの取得・公開

「Shopify」を含むドメインの取得やサイト公開、メールアドレスの作成は禁止です。すでに取得している場合は速やかに変更を行う必要があります。

5. 自社サービスとの連携用途でのカスタムアプリなどの使用

カスタムアプリやプライベートアプリの接続先を自社サービスにして、アプリストアに公開せず連携することは規約違反です。自社サービスへの連携をクライアントに提供している場合は速やかにアプリの公開を行う必要があります。

6. APIを使った決済の独自実装

外部決済手段をAPIを使って独自実装することは規約違反です。Shopifyで利用できる決済手段は公式に連携されているものに限られます。

なお、ShopifyとKOMOJUを連携することで、様々な決済方法に対応できます。詳細はこちらをご覧ください。

まとめ|安心してショップ運営サポートができるShopifyパートナーになろう

今回はShopifyパートナーの基本として、概要やメリット、種類と報酬、パートナーへの参加手順をご紹介しました。

Shopifyパートナーになると、Shopifyが提供するAPIを使ったアプリ開発が可能になるため、自社や個人のさらなるスキルアップができるでしょう。クライアントを獲得していき公認のShopify Expertsになれば、クライアントの安心感をより高めることもできます。利用規約による禁止事項に注意しつつ、依頼側と依頼される側のどちらの可能性も広げていきましょう。

クライアントは世界中にいます。KOMOJUは決算代行サービスを担っており、Shopifyの日本進出時からShopifyと連携をして日本の決済方法を提供しているので、多くのShopifyを使った大企業にご利用いただいております。KOMOJUとの連携でShopifyサイトでの決済方法がぐんと広がります。クライアントへのご提案のひとつとしてご利用ください。

【この記事の監修者】

豊田 亮太

グロースマーケター

Shopify Japanの初期メンバーとして、日本市場におけるShopifyの普及に貢献。ECプラットフォーム、決済代行サービス等に関して豊富な知見を持つECのエキスパート。LinkedInページ:https://www.linkedin.com/in/ryota-toyoda-b45127138/

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