au PAYとは? メリット・利用手数料・導入手順を解説

【店舗オーナー向け】au Payとは? メリット・利用手数料・導入手順を解説
最終更新日:2024 年 05 月 24 日

目次

この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。

今やキャッシュレスでの支払いはなくてはならないものです。現金のように細かいお金を取り出す必要がなく、新型コロナの感染対策にもなります。au PAYは、PayPay・d払い・楽天ペイに次いで利用者が多い、スマートフォンでの決済サービスです。店舗だけでなく、ECサイトでも支払いができます。

au PAYは、会員数が約3,438万人(2024年3月時点)と多い上、auユーザー以外も利用できます。決済方法にau PAYを導入することで、新たな利用者を取り込めるのがメリットです。

本記事では、au PAYの特徴・決済方法・利用者側と店舗側のメリットを解説します。また、導入前に知っておきたいau PAYの利用手数料・入金サイクル・申し込み時の必要書類・導入までのステップもご紹介します。

au PAYの導入を検討しているEC・店舗事業者は参考にしてください。

au PAYとは?

au PAYとは、スマートフォンで支払いが行える決済サービスのことです。利用者が自身のQRコードを提示することで、事前にチャージした「au PAY 残高」から支払いを行います。2019年4月9日からサービスが開始されました。

2014年6月にKDDI株式会社が提供開始した、プリペイド式電子マネー決済「au WALLET」が前身で、「au PAY」にリニューアルされauユーザー以外でも利用できるようになりました。

au PAYの利用にあたって必要なのは、専用アプリのダウンロードです。加えてauユーザーは「au PAY プリペイドカード」の申し込み、auユーザー以外の利用者は「au ID」の取得が必要です。

au PAY 残高へのチャージ方法

au PAYは、事前に「au PAY 残高」にお金をチャージしておく方法と、クレジットカードのように後からチャージする方法があります。現金やPontaポイントでも可能です。

「au PAYプリペイドカード」は前払いのチャージに使うのに対して、「au PAYカード」は一般的なクレジットカードと同様の後払いです。

自動的に不足金額分をチャージしてくれる「オートチャージ機能」もあります。auかんたん決済・au PAYカード・auじぶん銀行と連携でき、au・UQmobile「5G対応料金プラン」・povp1.0の契約者が設定可能です。

au PAY 残高をチャージするには、auかんたん決済やau PAY カード、コンビニATM、クレジットカードなどを使用する方法があります。残高の上限金額は100万円です。

au PAYの特徴

au PAYは、2023年5月31日にKDDIが発表した時点で会員数は約3,240万人に上り、業界最大規模の会員がいます。

au PAYで支払いができる加盟店は538万カ所と、利用できる店舗が増えているのが特徴です。コンビニ・スーパー・ショッピングセンター・レストラン・ドラッグストア・ホテルなど幅広いジャンルの実店舗でau PAY決済ができます。

またau PAYは、中国の決済サービス「Alipay」と「WeChat Pay」に対応しています。au PAYの申し込みと同時に導入でき、訪日中国人観光客の集客にも効果的です。

au PAYの決済方法

QRコード決済として人気のau PAYを使って決済する方法は3つあります。導入にあたりEC・店舗事業者側で選択して準備する必要があります。

オンラインでQRコードを読み込む

パソコンに表示されたQRコードをau PAYアプリで読み取るだけで、お支払いが完了します。また、スマホの買い物では支払い時にアプリに遷移してアプリ上から決済することができます。

参照:au PAY(ネット支払い)とは?

店舗側が利用者のQRコードを読み込む(ストアスキャン方式)

店舗側が利用者のQRコードを読み込み、決済を行う方法です。ストアスキャン方式と呼ばれています。

支払い時、店舗側が支払い金額を入力し、利用者が提示するau PAYアプリ上のQRコードを読み込むことで決済できます。

そのため、店舗側で店舗用アプリ(au PAY for BIZ アプリ)をインストールしたスマートフォンやタブレットの用意が必要です。決済処理、決済履歴の参照、返金(払い戻し)の対応が可能になります。

利用者が店舗のQRコードを読み込む(ユーザースキャン方式)

店舗に貼り付けて設置したQRコードを、利用者がau PAYアプリで読み取り、決済を行う方法です。ユーザースキャン方式と呼ばれています。

支払い時、利用者が自身のau PAYアプリを起動し、店舗のQRコードを読み込みます。そして、レジに表示されている支払い金額を入力後「OK」をタップすれば決済完了です。

店舗側は店舗用のアプリの他に、QRコードを設置するスタンドやステッカーなどが必要です。店舗用アプリでは、決済履歴の参照や返金(払い戻し)などができます。

利用者側がau PAYを使うメリット

利用者がau PAYを使うメリット

au PAYで支払いをする利用者にとってのメリットをご紹介します。

1. Pontaポイントを効率的に貯められる

au PAYの利用でPontaポイントを貯められ、そして貯まったPontaポイントは次の支払いに利用できることがメリットの一つです。

支払い時にau PAYを利用すると、支払い金額の200円(税込)ごとに、Pontaポイントが1ポイント還元されます。

買い物での支払いだけでなく、携帯料金やインターネット料金の支払い、auでんきなどのau関連サービスの支払いなどでもPontaポイントを貯められます。また、Ponta提携店でPontaカードを提示してau PAYで支払いをすれば、Pontaポイントの二重取りができます。

そして貯まったポイントは、次の支払いに利用できるほか、毎月のauの携帯料金やau PAYマーケットの買い物、au PAYカードでの支払いに充てることも可能です。

なお、au PAYでの支払いで貯められた「au WALLETポイント」は、2020年5月21日以降「Pontaポイント」へ統合されました。

2. 多くの実店舗でau PAYが使えて買い物が便利

au PAYは、コンビニ・スーパー・百貨店・ドラッグストア・家電量販店・ホテルなど幅広いお店で利用できるため、買い物が便利になることがメリットです。

また、2019年6月から、楽天ペイの加盟店でもau PAYが利用できるように連携されており、さらに利用できる店舗が広がっています。

3. au携帯電話を持っていない人でも利用できる

au PAYは、auの携帯電話ユーザーしか使えない印象を持つ方もいるかもしれませんが、スマートフォンを利用していれば誰でも利用できます。au PAY アプリのダウンロードと、au IDの取得ができれば利用可能です。

EC・店舗事業者がau PAYを導入するメリット

店舗側がau PAYを導入するメリットを解説します。

1. 利用者数が多く、集客の増加を見込める

au PAYの利用者数が多いため、店舗での決済方法にau PAYを導入すれば、その分集客や販売の増加に繋がると考えられます。

au PAYは、2024年3月時点で会員数が約3,438万人を突破しています。MMD研究所の「2024年1月決済・金融サービスの利用動向調査」によると、最も利用しているQRコード決済サービスを問うアンケートで、au PAYは第4位です。

また2019年6月から楽天ペイの対象加盟店でau PAYが利用できるようになっているため、楽天ペイを導入している加盟店ではau PAYユーザーも取り込めます。

さらには定期的なキャンペーンにより、今後もau PAYの利用者が増えるかもしれません。これまでにPontaポイント還元キャンペーンや、2020年2月に実施された「誰でも!毎週10億円!もらえるキャンペーン」などの大型キャンペーンがあり、auユーザー以外が利用する機会を作っています。

au PAY利用者数が多いことは、店舗への集客や購入者の増加を見込めるでしょう。

2. Pontaポイント(旧 WALLET ポイント)で、購買意欲を促進できる

支払いでPontaポイントを貯められること、そしてそのPontaポイントで支払いができることにより、店舗への来店や購買意欲を促進することができるのがメリットです。

au PAYでの支払い200円(税込)ごとに、1ポイントのPontaポイントが貯まります。さらにPonta提携社でPontaカードを提示してau PAYで支払うと、ダブルでポイントが貯まるようになっています。

貯まったPontaポイントはau PAY 残高にチャージでき、au PAY加盟店での支払いに使うことができます。

au PAYで決済ができることでポイントの循環が生まれ、購買の活性化に繋がるのです。

3. 店舗用アプリで取引履歴を簡単に確認できる

店舗用アプリ「au PAY for BIZ アプリ」を利用すれば、取引履歴を簡単に確認できます。

決済が多い時期や曜日、時間帯などもデータから把握できるため、au PAY利用者が多い時期にあわせて独自のキャンペーンを実施するなどして、販促活動を行うことも可能です。

また、金額を間違えて決済してしまったときも返金処理が店舗用アプリからできます。トップページにある「取引記録」から内容を把握し、「払い戻し」をタップするだけで手続き完了です。

au PAYの利用手数料・入金サイクルは?

au PAYの決済を導入する前に知っておきたい、導入費用や利用手数料、入金サイクルについてご紹介します。まずは実店舗への導入をご紹介し、その後にau PAYのオンライン決済であるau PAY(ネット支払い)の導入方法をご紹介します。

au PAYの導入・利用にかかる費用

au PAYは店舗など事業所への導入時に費用が発生しません。費用が発生するのは決済ごとにかかる決済手数料で、2.6%(税別)となっています。

決済時に利用者のQRコードを読み取る場合、専用端末をレンタルして利用すると別途レンタル料が発生しますが、無料の店舗用アプリ「au PAY for BIZ アプリ」を利用すれば費用はかかりません。

費用発生時

内容

金額

導入時

初期費用

0円

決済時

決済手数料

2.6%(税別)

毎月

au PAY for BIZ アプリの利用料

0円

毎月

au PAY 専用端末のレンタル料

※店舗用アプリを使う場合は不要

要問合せ

入金時

入金手数料

0円

au PAYの入金サイクル

入金サイクルは以下から選べるようになっています。

  • 月1回(末日締め・翌月末日払い)
  • 月2回(15日締め・翌月15日払い、末日締め・翌月末日払い)
  • 早期振込サービス(申請から最短2営業日で入金)

 

早期振込サービスは、売上金額が1万円を超えたときに最短2営業日で振込を行うサービスです。この場合、入金ごとに210円(税込)の事務手数料が発生しますが、コロナ禍の状況を鑑み、当面の間は無料となっています。

au PAYの導入手順

au PAYはスマートフォンを使ったQRコード決済のため、機材導入の必要はありません。

特にユーザースキャン方式の場合、店頭にQRコードを貼る、もしくはQRコードが印字されたスタンドなどを設置するだけで利用できるため、導入の手間はほとんどかかりません。

以下の手順で申し込みを行い、内容に不備がなければ、約1週間〜10日ほどでau PAYを利用開始できます。

1. Webフォームから仮申込み→本申込み

au PAYの申込みサイトから「仮申込み」を行います。法人名か個人事業主名・担当者名・メールアドレス・電話番号を入力します。

仮申込み完了後に届くメールに記載された、本申込み用のURLから必要情報を入力し、本申込みをします。KDDI株式会社にて審査が行われます。

2. 審査結果メールを確認

審査完了後、登録のメールアドレスに審査結果が届きます。

「【重要】au PAY利用開始のための設定のご依頼」の件名でメールが届くので、メール本文のURLより管理サイトのアカウント登録をしてください。

3. au PAY導入ツールで利用開始

管理サイトのアカウント登録終了後、1週間ほどでau PAY導入ツールが送付されます。au PAY導入ツールは、ステッカーなどの販促ツールや「au PAYかんたんスタートガイド」などです。

店頭にQRコードのステッカーを貼ったり、QRコードが印字されたスタンドを設置したりすれば、すぐに利用開始できます。

au PAY(ネット支払い)の導入費用と導入手順

au PAY(ネット支払い)をShopifyを使ったECサイトに導入したい方は、対応している決済代行会社を通して導入することで申し込みの手間を省くことができます。

また、決済代行サービスのKOMOJUを使うことで、導入に関する初期費用・固定費用が0円でau PAY(ネット支払い)をShopifyへかんたんに導入することができます。

 

au PAYをオンライン導入するならKOMOJU

KOMOJUなら、初期・月額費用無料で、カード決済やスマホ決済、後払い決済などの決済方法をネットショップに一括導入することができます。

まとめ|簡単に導入できるau PAYで、新たな利用者を取り込もう

今回は、au PAYの特徴、決済方法、利用者側・店舗側のメリットを解説しました。

au PAYはau以外の利用者も利用できます。そのため、幅広い利用者の獲得に繋がるでしょう。

au PAYの導入にはコストがかからず手軽に始められるのもポイントです。スマートフォン決済で新しい層の利用者を取り込むなら、au PAYの導入を検討してみてください。

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