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リンク型決済
最終更新日:2023 年 02 月 17 日

リンク型決済とは? 仕組みやメリット・デメリットについて解説

目次

この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。

ECサイト以外でも、商品の決済をしたいケースは多いはず。たとえば、ブログやTwitterで商品を紹介したい場合などがあります。

そんなときに活用したいEC決済システムの接続方式が「リンク型決済」です。

今回の記事ではリンク型決済の仕組みやメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。

リンク型決済とは

リンク型決済の利用イメージ

リンク型決済とは、ECサイトで商品を購入したユーザーが、決済代行会社の決済画面に遷移してクレジットカード情報を入力するタイプの決済です。ECサイトは、決済画面を用意することなく、簡単かつスピーディーに導入することができます。

ECサイト以外に、ブログやSNSで利用できるのもリンク型決済の特徴のひとつです。ECサイトを持たずに、商品を決済できます。

リンク型決済では、クレジットカード情報の入力画面を決済代行会社が担当します。そのため、ECサイト運営者はクレジットカード情報に触れる必要がなく、情報漏洩リスクを軽減することができます。

「セキュリティコストをかけたくない」「簡単に決済を導入したい」といった人にぴったりの決済方法です。

リンク型決済の仕組み

各種クレジットカードの決済の仕組み

リンク型決済は、ユーザーが商品の購入手続きに進むと決済代行会社が用意した画面に遷移する仕組みになっています。遷移した決済代行会社の画面でクレジットカード決済を行います。

ECサイトは商品の購入手続きまでを担当し、決済代行会社がクレジットカード決済を担当する仕組みです。クレジットカード決済が完了するとECサイトに通知が届き、商品を発送するという流れになります。

具体的には以下の順序で決済が行われます。

  1. ECサイトにてユーザーが商品を購入
  2. ECサイトから決済代行会社の決済画面に遷移
  3. 決済代行会社の決済画面でクレジットカード情報を入力
  4. 決済代行会社から各決済機関にデータを送信
  5. 各決済機関が決済結果を決済代行会社に返信
  6. 決済代行会社が決済結果をユーザーに表示
  7. 決済代行会社が決済結果をECサイトに通知
  8. ECサイトが決済代行会社の通知を受けて商品を発送

リンク型決済のメリット・デメリット

クレジットカードを使った決済

リンク型決済のメリット・デメリットについて解説します。

メリット①ECサイトを開設しなくても利用できる

ECサイトを開設しなくてもリンク型決済は利用できます。

ECサイトとは、オンラインショップやネットショップとも呼ばれる、商品を販売するためのWebサイトです。専用のCMSやアプリ、プラグインなどを使って構築します。ECサイトを構築するためには、専門的な知識とスキルが必要です。

商品数が少ない場合、ECサイトを構築するのは割に合いません。リンク型決済なら、ブログでも商品を販売することができます。ECサイトがなくても、簡単かつ低コストで商品の販売をはじめることが可能です。

ブログに商品画像と決済ボタンを掲載したり、メルマガに決済リンクを貼ったりすることでユーザーにアピールできます。

ただし、ECサイトが必要なリンク型決済サービスもあります。規約をしっかりとチェックしましょう。

メリット②購入にスムーズに進める

リンク型決済は、ボタンやリンクをクリックするだけで購入画面に移動します。そのため、購入までの流れがスムーズです。

ユーザーは余計な手続きがないため、より購入しやすくなるでしょう。購入手続きまで進んだものの、手間がかかるために購入を諦める可能性が減ります。

リンク型決済を導入することで、機会損失を最小限に減らすことが可能です。

メリット③クレジットカード番号の漏洩リスクがなくなる

リンク型決済では、クレジットカード番号は決済代行会社の画面で入力します。そのため、ECサイトを運営している事業者はクレジットカード番号に触れません。

ECサイトでは、顧客情報の漏洩などのリスクが常にあります。セキュリティ対策には多くのコストが必要です。しかし、リンク型決済を利用すればセキュリティコストを下げることができます。

リンク型決済を利用すれば、クレジットカード番号の漏洩リスクがなくなります。

メリット④パソコン・スマートフォン・タブレットで利用可能

リンク型決済の決済画面はレスポンシブデザインです。

レスポンシブデザインとは、ユーザーが使用しているデバイスの画面幅に合わせてページレイアウトを最適化するデザインのこと。レスポンシブデザインで作られているWebサイトは、どんなデバイスで閲覧してもデザインが崩れません。

リンク型決済の画面もレスポンシブデザインになっており、パソコンやスマートフォン、タブレットで利用可能です。そのため、ユーザーが利用しているデバイスに関係なく決済ができます。

デメリット①決済画面のドメインやデザインが変わる

リンク型決済のデメリットは、決済画面のドメインやデザインが変わってしまうこと。

ECサイトのデザインと、決済代行会社が用意している決済画面のデザインは異なります。そのため、ECサイトの商品購入画面から決済画面に遷移したときに違和感を覚えるユーザーもいます。さらに、ECサイトのドメインと決済画面のドメインも違います。

デザインやドメインが変化してしまうため、ユーザーが不信感を持ってしまい、かご落ちする可能性もあります。

決済代行会社によっては、決済画面をカスタマイズすることも可能です。カスタマイズしてデザインのテイストを合わせることで、デメリットを軽減しましょう。

リンク型決済サービスを選ぶポイント

リンク型決済サービスを選ぶポイントについて解説します。

初期費用や月額料金

初期費用がどれくらいかかるかをまずはチェックしましょう。

初期費用はリンク型決済サービスによって異なります。無料のリンク型決済サービスが多いですが、中には数万円の初期費用がかかるものもあります。

リンク型決済の魅力は手軽で簡単に導入できることです。そのため、初期費用が無料のリンク型決済サービスを選ぶのがおすすめです。

また、リンク型決済サービスには月額利用料がかかるものもあります。月額利用料がかかるサービスは、対応している決済サービスが豊富な場合が多いです。

必要な決済サービスに対応しているかどうかで決めましょう。

決済手数料

決済手数料はとても重要なポイントとなります。

決済手数料が安ければ安いほど粗利は高くなります。わずかな違いでも、販売数量が多くなれば大きな違いになります。ただし、決済手数料が安くても、対応している決済方法が少なかったり、導入が大変だったりするなら意味がありません。

決済手数料とサービスのバランスをチェックすることが重要です。

対応している決済方法

対応している決済方法についてもしっかりとチェックしましょう。

VISA、Mastercard、AmericanExpressといったクレジットカードだけでなく、Amazon Payやキャリア決済に対応しているリンク型決済サービスもあります。多くの決済方法に対応していれば、それだけ機会損失が少なくなります。

クレジットカード決済以外にも、コンビニ決済、銀行決済などさまざまな決済に対応してるリンク型決済サービスがおすすめです。

ECサイトが必要かどうか

リンク型決済サービスは、ECサイトを持っていなくても導入できることが大きな魅力です。しかし、決済代行会社によっては、ECサイトを持っていないと利用できないサービスもあります。

ECサイトを持っていなくても利用できるかどうか、しっかりと事前にチェックしておきましょう。

決済用ボタンが作れるか

決済用のボタンを作れないリンク型決済サービスもあります。また、決済用のボタンは作れるが、決済用URLがNGというサービスもあります。

メルマガでリンク型決済サービスを利用するなら、決済用URLが利用できれば十分です。逆に、ブログで利用するなら決済用ボタンが必要となるでしょう。

自分が利用するシーンに合わせて、リンク型決済サービスを選びましょう。

まとめ | リンク型決済を利用してスムーズな取り引きをしよう

リンク型決済とは、ECサイトやブログから商品を購入したユーザーが、決済代行会社の画面に遷移してクレジットカード情報を入力するタイプの決済です。

メリットとしては、「ECサイトを開設しなくてもOK」「購入がスムーズ」「クレジットカード番号の漏洩リスクがない」「さまざまなデバイスで利用できる」といったことが挙げられます。

リンク型決済サービスを選ぶポイントとしては、「初期費用」「月額料金」「決済手数料」「対応している決済方法」「ECサイトが必要かどうか」「決済用ボタンが作れるか」などが挙げられます。

適切なリンク型決済サービスを利用して、ユーザーとスムーズに取り引きをしましょう。

【この記事の監修者】

鍛廣和紀

 株式会社DEGICA・COO(最高執行責任者)

複数の企業でプログラマとして勤務した後、2014年に決済サービス「KOMOJU」の初期開発メンバーの一人としてDEGICAに入社。その後、SRE・セキュリティ担当VPやプロダクト担当VPとしてKOMOJUの初期の成長に貢献。現在はCOO(最高執行責任者)としてKOMOJUの運営全体を統括している。

この記事はKOMOJUが提供しています。
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