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Shop pay
最終更新日:2023 年 09 月 11 日

【Shopify】Shop Payとは?メリットや導入方法について解説

目次

この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。

ShopifyでECサイトを運営している場合、Shop Payと呼ばれる決済方法を目にしたことがあるのではないでしょうか。

日本では知名度があまり高くなく、利用したことがない人も多いと言われているShop Payですが、スピーディーかつ便利に決済を完了できるとして、特に海外で利用者が徐々に増えています。世界での利用者は1億人以上です。

今回は、Shop Payの特徴や導入メリット、Shopify ペイメントとの違い、お客様の利用方法の他、Shop Payの導入方法や手数料を解説します。Shop Payの導入を検討しているEC事業者は参考にしてみてください。

Shop Pay(ショップペイ)とは?

Shop Pay(ショップペイ)

画像引用:Shopify ヘルプセンター

Shop Pay(ショップペイ)は、Shopifyのストアで利用できる決済方法です。Shop Payにメールアドレスと電話番号を登録しておくと、次回以降の買い物時に再度、クレジットカード情報や配送先住所などを入力せずともワンクリックで購入できます。

2017年にShopify Payとして提供開始され、2020年初頭に「Shop Pay」へと名称変更されました。Shop Payが導入されているShopifyのストアで4,000万人以上のユーザーに利用されています。

Shop Payの特徴は、お客様がShop Payにクレジットカード情報・メールアドレス・電話番号・配送先住所・名前を登録すれば、次回以降の買い物時にShop Payを有効化しているストアに自動入力される点です。買い物の度に毎回クレジットカード情報などを入力しなくても済むため、スムーズに商品を購入できます。

個人情報を保存しておくという特徴があるShop Payですが、セキュリティ面も万全です。Shop Payの利用ごとにSMSに送信される6桁のShop Payコードの入力を要求し、本人確認を徹底しています。Shop Payコードを入力後、配送方法を選択したら決済完了です。

配送先住所には、英語の住所も登録できます。そのため海外のECサイトでの買い物にも使えて便利です。

Shop PayとShopify ペイメントとの違い

Shop Payと似た名称の決済サービスに「Shopify ペイメント」があります。Shop PayとShopify ペイメントの意味は以下のとおりです。

  • Shopify ペイメント:Shopifyが独自に提供する決済プラットフォーム。ShopifyでECサイトを運営する事業者であれば最短即日から利用開始可能。クレジットカード決済・Apple Pay・Google Pay・Paidy・Shop Payなどの決済方法を導入できる。
  • Shop Pay:クレジットカード情報や配送先住所などを保存しておき、次回以降の買い物時に簡単に決済ができる決済サービス。Shopify ペイメントを利用することで自動的にお客様に提供できる。

 

つまり、Shop PayはShopify ペイメントの一部として提供されている決済方法、という位置づけになります。

EC事業者がShop Payを導入する5つのメリット

Shop Payの導入メリット

画像引用:Shop Pay

ShopifyでECサイトを運営する事業者がShop Payを導入すると、以下のようなメリットを受けることができます。

1. 決済スピードとコンバージョン率の向上に繋がる

Shop Payを導入すると、お客様が決済を完了するまでのスピードを上げ、コンバージョン(購入など利益につながる行動)率を向上させることに繋がります。

Shopifyが発表しているデータによれば、Shop Payは決済完了までのスピードを4倍上昇させているとのことです。

また、2020年1月中旬から2月中旬の1ヶ月間、Shop Payを有効化している10,000店舗を対象としてShopifyが調査を実施しました。その結果、通常の決済方法よりもShop Payのほうが、コンバージョン率が1.72倍高いことが分かりました。内訳はデスクトップでの買い物では1.56倍、モバイル(スマートフォン等)での買い物では1.91倍で、モバイルの買い物により効果が見られます。

通常、ECサイトの決済画面は、カゴに商品を入れたまま決済しないでサイトから離脱する「カゴ落ち」が発生しやすいポイントです。その点、一度でもお客様がShop Payを利用して買い物をしていれば、以後、クレジットカード情報や配送先住所などをもう一度入力する必要がありません。そのためスピーディーに決済でき、コンバージョン率を向上させられるのです。

2. Shopifyユーザーを獲得できる

Shop PayはShopifyが提供する決済方法であることから、Shopifyユーザーの利用を見込めるのがメリットです。Shopifyユーザー数は年々増加しています。

Shop Payは、初めて訪れるECサイトであっても、Shop Payを有効化しているサイトであれば、決済画面で以前登録した情報を呼び出してスムーズに決済できます。どのネットショップでもShop Payの登録情報を利用できるため、Shopifyユーザーの獲得にも繋がるのです。

3. セキュリティリスクを軽減できる

クレジットカード情報などの決済情報・個人情報を保存しているのは、Shopifyです。そのため、ECサイト事業者は個人情報を管理する必要がなく、情報漏洩などのセキュリティリスクを軽減できます。お客様にとっても、世界175ヶ国で安全に利用されているShopifyが管理していることは安心材料になるでしょう。実際にShopifyは、クレジットカード情報の国際的なセキュリティ基準であるPCI DSSのレベル1に準拠しています。

お客様の配送情報や請求情報は、ShopifyのPCIコンプライアンスサーバーに安全に保管され、注文があった場合にEC事業者のサイトのみに共有されます。詳しくはShop Payヘルプセンターをご覧ください。

4. ECサイト以外のチャネルでも利用できる

Shop Payは、ECサイトだけでなく、Shopアプリ・Facebook・Instagram・Googleでもワンクリックで購入が完了します。

Shopアプリとは、Shopifyが開発したモバイルアプリで、ユーザーはShopアプリ上でShopifyで構築されたECサイトや商品を見つけ、Shop Payですぐに購入できます。商品の購入後、配送状況を追跡できるのも特徴です。

複数チャネルでShop Payを利用できるので、ECサイト以外にも商品を販売する場所を展開でき、売上向上にも繋げられるでしょう。ただし、Facebook・Instagram・Googleは、2023年8月現在アメリカでしか利用できません。Facebookなどを媒介にすれば、Shopifyを利用していない事業者でもShop Payが利用できる仕組みです。日本でも今後この仕組みが導入されるのか、注目していきましょう。

5. 越境EC対応で海外のお客様に安心してもらえる

Shop Payには英語表記の情報を登録できることから、EC事業者としては越境ECにも問題なく対応できます。決済方法としてShop Payを有効化するだけで、海外のShopifyユーザーも取り込みやすくなるのです。

Shop Payは日本での認知度があまり高くないのが実情です。PayPalやAmazon Payも少しずつ広まっていますが、Shop Payは知らないというお客様も多いのではないでしょうか。今後Shop Payの利用率が高まっていくことが期待されますが、現時点ではShop Payの導入メリットとして大きいのは、海外のお客様が安心して購入できる点でしょう。

海外ではPayPalと同じくらいShop Payが広まっていると言われているため、日本のECサイトがShop Payを導入していれば海外のお客様を増やすチャンスになります。

お客様がShop Payを利用する方法

お客様(購入者)がShop Payを利用する手順をご紹介します。

まず、Shopにメールアドレス・電話番号を登録し、SMSで送信される認証コードを入力します。その後、配送先住所・クレジットカード情報を入力すれば、登録完了です。もしくは、Shop Payが使われているお店で買い物を行い、Shop Payのボタンを押して、そこから登録することも可能です。

商品を選択後、「Shop Payで購入」ボタンをクリックし、Shopで登録した情報が反映されていることを確認できたら「今すぐお支払い」をクリックします。以上で決済は完了です。

なお、Shop Payにクレジットカード情報などが保存されるのは、お客様がメールアドレスを登録している場合のみです。メールアドレスを入力せず電話番号のみを登録した場合には、情報を保存するように求めるメッセージは表示されません。つまり、次回以降のお買い物時にクレジットカード情報などは自動反映されないので注意してください。

ShopアプリでShop Payを利用する方法

Shopアプリをダウンロードして利用する方法もあります。

アプリはiOS版(App Store)とAndroid版(Google Play)があります。Shopアプリをダウンロードしてログインできたら、「Account > Wallet」からShop Payにクレジットカード情報と配送先住所を登録します。

Shopアプリでは、Shop Payでの決済はもちろん、ショップの検索やフォローしたブランドの新着情報の確認、購入商品の配送情報の追跡が可能です。

EC事業者がShop Payを導入する方法

ECサイトがShop Payを導入する方法はとても簡単です。

前提として、Shopify ペイメントを利用できる状態であることが必要ですので、Shopify ペイメントを有効化して、銀行口座の登録やビジネス情報の入力を済ませましょう。最短即日で利用開始できます。

その後、Shopify ペイメントのセクションから、Shop Payを有効にしてください。

Shop Payの利用料金・手数料

Shop Payの利用料金・手数料を見てみましょう。

Shop Payは初期費用・月額利用料ともに無料で、Shopifyの利用料金のほかに追加料金はかかりません。なお、Shopifyの利用料金は、初期費用が0円で、月額利用料はプランによって異なります。

Shop Payのクレジットカード決済手数料は、Shopifyのプランに連動しており、それぞれ以下のとおりです。

▼Shopifyの利用プラン別 クレジットカード決済手数料

 

ベーシック

スタンダード

プレミアム

Shopify Plus

Visa・Mastercard

3.4%

3.3%

3.25%

要問合せ

American Express

3.9%

3.85%

3.8%

要問合せ

JCB

4.15%

4.1%

4.05%

要問合せ

▶参考:【Shopifyの手数料】利用可能な決済方法と各手数料を比較

まとめ|Shop Payでスピーディーな決済を実現しよう

今回はShopifyのサイトで利用できる決済方法「Shop Pay」の特徴やメリット、導入方法、手数料などをご紹介しました。

Shop Payはお客様にとって利便性が高く、リピーターになってもらいやすい決済方法です。ShopifyでECサイトを運営している事業者なら取り入れることを前向きに検討してみてください。

なお、Shop Payを利用できるShopify ペイメントを導入しても、利用可能になる決済方法はクレジットカード・Apple Pay・Google Pay・Shop Payなどに限ります。スマホ決済・コンビニ決済・楽天ペイ・Amazon Pay・PayPal・後払い決済・キャリア決済などには対応していないため、外部決済サービスを導入してカゴ落ち防止を強化するほうがよいでしょう。

決済代行サービス「KOMOJU」なら、初期費用・月額費用無料で、スマホ決済後払い決済コンビニ決済Alipayなどの多様な決済方法を、Shopifyで構築したネットショップに一括導入することができます。日本以外に、韓国・中国・東南アジア・ヨーロッパなどで利用されている決済方法にも対応できるため、越境ECにも対応可能です。

Shop PayでShopifyユーザーを獲得し、さらにコンバージョン率を向上させるためにも、KOMOJUの導入もあわせて検討してみてはいかがでしょうか。

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