【2024年版】Shopify・BASE・STORESの比較|特徴や費用、機能の違いを解説

Shopify 比較
最終更新日:2024 年 08 月 26 日

目次

この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。

ECサイトを構築するのに、AmazonなどECモールに出店する方法もありますが、ASPカートを利用する方法もあります。ASPカートはクラウド上で提供されるサービスを活用できるため、ECサイトを構築しやすいだけでなくECモールよりオリジナル性を出せるのが特徴です。

代表的なASPカートが、Shopify・BASE・STORESの3つのサービスです。

各サービスの特徴、利用可能な決済方法、費用や手数料、サイト構築・集客・販促機能、海外対応の有無について、2024年4月時点の最新情報をまとめました。また、それぞれのメリット・デメリット、おすすめのケースも解説しています。

ECサイトの構築を検討している方、複数のECプラットフォームを比較している方は参考にしてください。

Shopify・BASE・STORESの主な特徴

まず、ECサイト構築におすすめといわれている、Shopify・BASE・STORESの主な特徴を見ていきましょう。

Shopifyの特徴

Shopify

(画像引用:Shopify 公式サイト

Shopifyは、170以上の国で利用されているECプラットフォームで、アメリカではEC市場の10%を占めています。全世界で4,440億ドルもの売上が、Shopify上で生み出されています。

ECサイト構築に便利なテーマと呼ばれるテンプレートが豊富で、カスタマイズ性が高いのが特徴です。Shopifyのアプリストアで提供されているアプリを使用すると、集客・販促・売上管理・配送など、ECサイトで必要な機能を追加でき、売上アップや業務効率化も狙えます。

公式サイト:https://www.shopify.com/jp

BASEの特徴

BASE

(画像引用:BASE 公式サイト

BASEは、ショップ開設から販売開始まで30分で完了するほど簡単にECサイトを作成できるサービスで、210万店が開設されています。面倒な管理業務をスムーズに処理できたり、AIが商品紹介文を作成したりする機能があり、ルーティン業務よりも販売促進に関わるクリエイティブなことに時間を充てられるようになります。

BASEの強みは、グロースプランの場合は決済手数料が業界最安基準の2.9%であることと、設定によっては売上金を最短で翌営業日に振込可能なことです。後ほど比較表で詳しくご紹介します。

公式サイト:https://thebase.com/

STORESの特徴

STORES

(画像引用:STORES ネットショップ 公式サイト

STORES(STORES ネットショップ)は、毎月1万店のネットショップが開設されており、幅広いジャンルの事業者に利用されているサービスです。アパレル・小売、食料品、デジタルコンテンツにぴったりな販促機能も用意されています。

STORESは、STORES ネットショップ以外に、店舗での販売などをスムーズに行えるキャッシュレス決済・POSレジ・予約システムのサービスが提供されています。ECサイトと店舗の両方の顧客情報を一括で管理できる、顧客向けのアプリ作成サービスもあります。ECサイトだけでなく店舗でも販売していきたい事業者にとって便利でしょう。

公式サイト:https://stores.jp/ec

Shopify・BASE・STORESの決済方法を比較

Shopify・BASE・STORESで利用できる決済方法をご紹介します。

 

Shopify

BASE

STORES

クレジットカード

  • VISA
  • American Express
  • JCB
  • MasterCard
  • Diners Club
  • Discover
  • VISA
  • American Express
  • JCB
  • MasterCard
  • VISA
  • American Express
  • JCB
  • MasterCard
  • Diners Club

コンビニ決済

  • セブン-イレブン
  • ファミリーマート
  • ローソン
  • ミニストップ
  • デイリーヤマザキ
  • セイコーマート

※決済代行サービスKOMOJUを導入した場合

  • ファミリーマート
  • ローソン
  • ミニストップ
  • セイコーマート
  • ファミリーマート
  • ローソン
  • ミニストップ
  • デイリーヤマザキ
  • セイコーマート

スマホ決済

  • PayPay
  • d払い
  • au PAY
  • メルペイ
なし
  • PayPay

銀行振込

代金引換

後払い決済

  • NP後払い
  • Paidy
  • 後払い.com
  • あと払い(Pay ID)
  • Paidy

その他のオンライン決済

  • Apple Pay
  • Google Pay
  • Shop Pay
  • PayPal
  • Amazon Pay
  • PayPal
  • Amazon Pay
  • Pay-easy(ATMでの決済も可)
  • 楽天ペイ
  • PayPay残高
  • Amazon Pay
  • PayPal

Shopifyは決済代行サービス「KOMOJU」を導入することで、複数の決済方法を一括で導入できます。ECサイトの決済方法の中でも人気のPayPayコンビニ決済楽天ペイ・メルペイなども導入可能です。KOMOJUは固定費は発生せず、売上に応じた決済手数料のみ支払います。コストを抑えて幅広い決済方法に対応できますので、あわせて検討してみてください。

BASEは代金引換には対応していないものの、「あと払い(Pay ID)」という決済方法があります。商品を受け取ってから別途送られる請求書で支払う方法で、受け取りが先である点は代金引換と同様です。未払いリスクはBASEが請け負うため、安心して運営できます。

STORESはベーシックプランに加入すると、クレジットカード会社が選べるなど決済手段がカスタマイズできます。

Shopifyに決済方法を導入するならKOMOJU!

KOMOJUなら、初期・月額費用無料で、カード決済やスマホ決済、後払い決済などの決済方法をネットショップに一括導入することができます。

Shopify・BASE・STORESの費用や手数料を比較

次に、Shopify・BASE・STORESでECサイトを運営する際に発生する費用・手数料をご紹介します。

 

Shopify

BASE

STORES

初期費用

0円

0円

0円

月額費用

(年払いの場合)

ベーシック:3,650円

スタンダード:10,100円

プレミアム:44,000円

スタンダードプラン:0円
グロースプラン:16,580円

フリープラン:0円
ベーシックプラン:2,980円(クレジットカード払いの場合)

取引手数料

Shopifyペイメント利用:0円
外部決済サービス:0.2%〜2%

スタンダードプラン:3%
グロースプラン:0円

0円

決済手数料

国内/JCB:2.9%〜3.55%
海外/Amex:3.75%〜3.9%
※Shopifyペイメント利用時

スタンダードプラン:3.6%+40円
グロースプラン:2.9%
※Amazon Pay・PayPalは、各+1%

フリープラン:5%
ベーシックプラン:3.6%

入金手数料

0円
※Shopifyペイメント利用時

2万円未満:750円(事務手数料500円を含む)
2万円以上:250円

自動入金:0円
手動入金で10万円未満:200円(税込)
手動入金で10万円以上:0円

入金サイクル

月次:月末締め翌月末払い
週次:毎週金曜日

振込申請から10営業日(土日祝除く)
「お急ぎ振込」利用で最短翌営業日入金も可能

月次:月末締め翌月25日払い
週次:毎週火曜日
(いずれも該当日が土日祝の場合は、その翌営業日)

3つのサービスとも初期費用は無料ですが、月額費用はプランによって異なります。BASEとSTORESは無料で利用できるプランがあります。有料プランでも、STORESのベーシックプランはクレジットカード払いなら1ヶ月無料で、Shopifyも3日間の無料お試し期間があり、プランによっては初月1米ドルで利用可能です。

また、売上ごとに発生する決済手数料・入金手数料は、ECサイトのビジネスが拡大していくにつれてコストがかさむところです。Shopifyの手数料のうち、取引手数料・入金手数料はShopifyペイメントを利用すれば0円です。ShopifyペイメントはShopifyのアカウント作成後、審査期間を経ることなくすぐに使用できます。なお、外部の決済代行サービスを利用する場合の手数料は、決済代行サービスによって異なります。

ECサイト構築において重視したい機能の有無を見てみると、以下のようになります。

 

Shopify

BASE

STORES

商品登録数

無制限

無制限

無制限

商品写真登録数

1アイテム250件まで(画像・3Dモデル・動画含む)

1アイテム20枚まで

1アイテム最大15~30枚(プランによる)

テンプレート数

無料:12種類
有料:178種類

無料:22種類
有料:96種類

無料:48種類

HTML・CSS編集

 

独自ドメイン

SSL対応・証明書

(通信データの暗号化)

テンプレートが豊富で、1アイテムごとの写真登録数が他のサービスと10倍近く多いことから、デザインにこだわる場合はShopifyでECサイトを構築するとよいでしょう。

BASEは、機能をアプリケーションから追加するパターンが多く、HTMLも「HTML編集 App」をインストールする必要があります。

STORESはHTML・CSSの編集機能はありませんが、HTML・CSSの知識がなくても自由にデザインを構築でき、作りやすさが特徴です。

Shopify・BASE・STORESの機能を比較

Shopify・BASE・STORESの機能を、サイト構築・集客・販促の観点で比較してみましょう。

機能の多い順に並べると、Shopify>BASE>STORESです。

機能が多いほど、専門的な知識や使いこなす能力が必要となります。機能の充実度合いだけでなく、カスタマイズのしやすさが自社と合っているかどうかも念頭におくとよいでしょう。具体的にそれぞれの項目を見てみましょう。

サイト構築機能

集客機能

ECサイトの集客力を強化しやすいのはShopifyとBASEです。ShopifyとBASEはどちらもアプリケーションをインストールして、機能を追加していくことで、より売上アップを目指せる仕組みになっています。

 

Shopify

BASE

STORES

SEO対策

  • タイトル、メタディスクリプションの編集
  • 画像alt属性
  • sitemap.xmlファイル、robts.txtファイル、canonical URLタグの自動生成
  • トップページや検索キーワードの設定
  • 画像alt属性
  • sitemap.xmlファイルの自動生成
  • 商品名、商品説明の設定
  • ブログの書き方入門など有料コンテンツの提供

Web広告

  • Google
  • Facebook
  • Instagram
  • Yahoo! JAPAN
  • Google
  • Facebook
  • Instagram
  • TikTok
  • Google

SNS連携

  • Facebook
  • Instagram
  • X(旧Twitter)
  • Pinterest
  • LinkedIn
  • Facebook
  • Instagram
  • X(旧Twitter)
  • LINE公式アカウント
  • YouTube
  • TikTok
  • note
  • Ameba
  • Facebook
  • Instagram
  • X(旧Twitter)
  • note

ブログ作成

※「ニュース機能」を使用

メルマガ

商品レビュー

Googleアナリティクス(アクセス分析・売上分析など)

ShopifyはSEO対策が充実しており、検索に強いサイトづくりが可能になります。

BASEはLINE公式アカウントやTikTokなど、若年層から中年層が使用しているツールと連携できるのが特徴です。また、商品の購入や決済で利用できる「Pay ID」というアプリケーションを提供しているため、累計1,300万人ものID登録者からの集客も期待できます。

STORESは機能が限定されますが、その分アプリ内課金など追加料金の発生を抑えられるのがメリットです。

また3つのサービスとも「おみせコネクト」の利用ができ、LINEで顧客に合わせたメッセージを送ることができます。商品の再入荷や発送のお知らせに役立ちます。

販促機能

ECサイトを訪問した顧客に対して、客単価や購入回数を上げるような販促活動を行える機能を比較すると以下のとおりです。

 

Shopify

BASE

STORES

メルマガ配信

クーポン発行

セール価格

カゴ落ち対策

アップセル・クロスセル

購入した商品より高単価の商品をすすめるアップセル機能や、あわせて購入するのにおすすめの商品を提案するクロスセル機能などは、Shopifyではアプリを導入することで利用できます。アプリを連携すれば様々な販促機能が使えるようになるのがShopifyの強みです。

BASEやSTORESは、アップセルやクロスセルと直接関連のある機能はありませんが、送料詳細設定で「◯◯円以上は送料無料」にするなど、工夫次第でアップセルやクロスセルにつなげることができます。STORESでは「おみせコネクト」でカートに商品が入ったままであることをLINEで知らせれば、カゴ落ち機能として代用できます。

また、BASEのクーポンは、ストアごとだけでなくBASE全体で開催されるキャンペーンでも活用されており、BASE側がクーポンの割引分を負担をするというユニークな仕組みです。

Shopify・BASE・STORESの海外対応を比較

海外に向けて商品を販売(越境EC)したいとき、ECサイト上の多言語・多通貨対応や、海外への配送を可能にする必要があります。

以下の表のとおり、Shopify・BASE・STORESはどれも海外向けの販売が可能なECサイトですが、本格的に実行できるのは外国通貨に対応しているShopifyとBASEでしょう。中でも、より多くの国・地域に展開したいと考えている場合は、Shopifyで越境ECに対応することをおすすめします。

 

Shopify

BASE

STORES

多言語対応

50の言語

英語のみ

英語のみ

利用可能な外国通貨

130ヶ国以上

34種類

海外配送

サポート体制

  • メール
  • コミュニティ
  • ウェビナー
  • ヘルプページ
  • お問合せフォーム
  • AIチャット
  • ヘルプページ
  • お問合せフォーム

Shopify・BASE・STORESのメリット・デメリット

Shopify・BASE・STORESでECサイトを構築・運営する場合のメリット・デメリットを比較してみます。

 

Shopify

BASE

STORES

メリット

  • デザイン性、カスタマイズ性が高い
  • 集客・販促機能が充実している
  • アプリが豊富にあり、機能拡張が簡単
  • 越境ECに強い
  • 無料で利用できるプランがある
  • 累計ID登録者数1,300万人のPay IDからの集客を見込める
  • 機能拡張のアプリがシンプルにそろっており、選びやすい
  • 無料で利用できるプランがある
  • デザインや機能の設定が簡潔で、EC構築初心者でも使いやすい
  • 店舗の決済や予約も管理できるサービスがある

デメリット

  • 無料プランがなく、月額費用が比較的高め
  • アプリ数が膨大で、使いこなせる知識と能力が必要
  • 日本語でのサポートが少なく、英語力が必要
  • 機能拡張が可能なアプリ数が多くなく、カスタマイズ性が高くない
  • 機能を拡張しづらく、カスタマイズ性が低い

Shopifyがおすすめのケース

Shopifyがおすすめのケース

Shopifyは、デザインテンプレートが豊富で、オリジナル性のあるECサイトを構築できます。また、10,000種類を超えるアプリが提供されており、集客・販促などの機能をさらに拡張できます。越境ECに強いのも魅力の一つでしょう。

そのため、Shopifyがおすすめのケースは以下の通りです。

  • ECサイトの売上を軸として事業拡大したい場合
  • ECサイトに本気で取り組みたい場合
  • 海外で商品を販売したい場合

Shopifyは、無料プランはなく月額費用が発生します。また、アプリの数も多く、本格的なECサイトを作ることができます。そのため、ある程度すでに売上があるか、今後ECサイトで売上をしっかりと立てるつもりで運用していくような事業者におすすめです。

また、Shopifyで売上アップを目指すなら、顧客が利用してる決済方法に幅広く対応しておくことが求められます。

決済代行サービス「KOMOJU」であれば、PayPayや楽天ペイをはじめとするスマホ決済や、コンビニ決済、後払い決済などをまとめて一括で導入可能です。韓国・中国・東南アジア・ヨーロッパ・ブラジルの主要な決済方法も導入できます。

ShopifyでECサイトを構築する場合は、決済代行サービス「KOMOJU」の利用もあわせて検討してみてください。

Shopifyに様々な決済方法を導入し売上を伸ばすならKOMOJU

KOMOJUなら、初期・月額費用無料で、カード決済やスマホ決済、後払い決済などの決済方法をネットショップに一括導入することができます。

BASEがおすすめのケース

BASEは、無料プランが提供されており気軽に試せます。テンプレートも用意されているので、とても簡単にECサイトを構築できます。運営に必要なアプリケーションもある程度そろっているため、今後徐々に規模を大きくしていきたいと考えている事業者に適しているでしょう。

そのため、BASEがおすすめのケースは以下の通りです。

  • まずは簡単にECサイトを構築したい場合
  • 中規模なECサイトの運営を目指す場合

STORESがおすすめのケース

STORESは、無料で利用できるプランやテンプレートが提供されており、デザインやサイトづくりが苦手な人でも簡単に構築できるのがポイントです。機能は少ないものの、その分追加コストが抑えられ、限られた機能を様々な用途に応用することで運営の循環を図れます。また、店舗運営に必要な機能も備わっています。

そのため、STORESがおすすめのケースは以下の通りです。

  • 専門知識はなく、とにかく手軽にECサイトを構築したい場合
  • 大規模なECサイトを目指すというより、コストを抑えながら運営したい場合
  • 店舗での販売とあわせてECサイトを始めたい場合

まとめ|必要な機能の洗い出し、発生する費用の見積もりをしよう

今回は、ECサイトの立ち上げでよく比較検討される、Shopify・BASE・STORESの3つのサービスをご紹介しました。どのサービスにもメリット・デメリットがあり、自社に合うサービスがどれかを検討することが必要です。

  • 大規模な事業を目指しており、特に海外向けの販売に力を入れたい → Shopify
  • 手軽に始めて、中規模なECサイトを目指したい → BASE
  • 規模は大きくなくてもよいので、簡単にECサイトを構築し、コストを抑えて運営したい → STORES

 

一度ECサイトを構築してしまうと、簡単に他のECプラットフォームに乗り換えることはできません。そのため、比較検討の際は以下の点で比較し、慎重に検討を進めてみてください。

  • ECサイトのデザイン・カスタマイズ性にこだわり、ブランドを確立したいか
  • 必要な機能、もしくは強化したい領域をカバーする機能が提供されているか
  • 月額費用・決済手数料・取引手数料など、発生するコストがいくらか
  • 顧客が利用している決済方法を幅広く導入できるか
  • 今後の事業戦略や成長シナリオに対応できるか

この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。

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