Shopifyとは?機能や最新の料金プランと手数料、メリットについて解説
目次
この記事はKOMOJUが提供しています。
KOMOJU(コモジュ)は個人から世界的大企業まで様々な事業者が利用している日本の決済プラットフォームです。
Shopify(ショッピファイ)でネットショップを開設する人が増えてきています。簡単に本格的なECサイトを構築でき、低コストで始められる点が選ばれています。
本記事では、Shopifyの基本機能・料金プランと手数料・各プランの特徴・導入メリットやデメリット、開設手順をご紹介します。代表的なShopifyアプリ、成功事例も参考にしてください。
Shopify(ショッピファイ)とは?
Shopifyとは、低コストかつ簡単に本格的なネットショップを開設できるEC構築プラットフォームです。デザイン性にも優れており、幅広い機能が搭載されており、決済手数料が低いことが特徴です。
世界175ヶ国以上で数百万のネットショップがShopifyを利用しています。Shopifyで構築されたECサイトは、アメリカの小売ECサイトの中でAmazonに次ぐ売上のシェアを占めています。
2023年の流通総額が前年比30%増の約2,350億ドル(約37兆円)で、グローバル全体でShopifyを利用する事業者によってもたらされる経済効果は拡大しています。日本市場での成長も堅調に推移していて、世界中で注目されているECプラットフォームです。
2017年の日本向けのサービス開始をきっかけに、日本国内でも利用事業者が増加。日本企業の中でも、国内向けECサイトだけでなく、越境ECと呼ばれる海外販売向けサイトとしても展開される事例もあります。
Shopifyの基本機能
Shopifyの主な基本機能をご紹介します。大きく分けると、お客様が使うストアフロント機能と、事業者が使う管理機能、分析機能の3つです。
ストアフロント機能
ストアフロント機能は、ECサイトの利用者が目にする画面を管理できるものです。
機能名 | 概要 |
商品ページ | 商品一覧や詳細ページの設定・管理を行える |
チェックアウト | カート画面や決済画面を管理できる |
オンラインストアエディタ | テーマを編集して、ECサイトのフロント箇所(お客様がアクセスする)をデザインできる |
ブログ | ブログ機能を構築・管理できる |
ページ | 商品ページやブログページ以外のコンテンツを掲載できるページを管理できる |
メニュー | ECサイトに表示するメニューを編集できる |
管理機能
管理機能は、ECサイト運営に必要なバックオフィス業務を効率化できるものです。
機能名 | 概要 |
顧客管理 | 商品を購入したお客様や、メールマガジンに登録したお客様を管理できる |
商品管理 | 販売する商品のタイトル・画像・価格・説明文などを設定できる |
決済機能 | Shopifyペイメントなどを含め、ECサイトで提供したい決済方法を管理できる |
注文管理 | 受注情報の一覧管理や新規受注情報入力、対応状況の管理など、注文情報をひとまとめに管理できる |
販売チャネル | Google、Facebook、Instagram、TikTokなどの各種プラットフォームで販売できる |
通知機能 | お客様が商品を購入した時などに送信されるメールをカスタマイズできる |
配送機能 | 商品の重量や注文価格に応じた送料を設定できる |
マーケット機能 | 商品を販売する各国に応じて言語や通貨、税金などを設定できる |
分析機能
分析機能は、売上データや集客の数値などから、効果検証やマーケティング施策の検討ができるものです。
機能名 | 概要 |
マーケティングレポート | 顧客がどのようにECサイトにたどり着き、どのように購入に至ったかがわかるレポート |
商品に関するインサイト | 過去90日間の商品のパフォーマンスに関するインサイトを分析する |
ライブビュー | ECサイトのアクティビティをリアルタイムに見れる |
Shopifyの料金プランと手数料
Shopifyの料金プラン・手数料をご紹介します。最新情報については、Shopify公式サイトの料金プランページをご確認ください。
Shopifyの料金プラン
2024年5月に待望の日本円での月額料金決済が開始されました。これにより既存の事業者は米ドルでの決済か日本円での決済かで選択可能です。新規の事業者には日本円の月額料金決済が適用されます。
Shopifyはどのプランでも初期費用はかかりません。また、3つのプラン「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」は、最初の1ヶ月間は150円で利用できます。月ごとの契約も可能で、契約期間の縛りもありません。(2024年5月時点)
- 初期費用:0円
- 月額費用:プランによって異なる(以下の表を参照)
プラン名 | 月額費用 |
スターター (旧Shopify Lite) | 750円/月 |
ベーシック | 4,850円/月(月払い) 3,650円/月(年払い) |
スタンダード | 13,500円/月 10,100円/月(年払い) |
プレミアム | 58,500円/月 44,000円/月(年払い) |
Shopify Plus | 2,300ドル〜/月 (約345,000円〜*) ※1年契約または3年契約で利用可能 |
* 2024年5月時点 1ドル(米ドル)150円換算
【注意:Shopify Lite(ライト)プランは終了しました】
「Shopify Lite(ライト)プラン」の新規申し込みは終了しています。また、Shopify Liteプラン利用中にプランを変更した場合、再びShopify Liteプラン(9ドル/月)では契約できません。
Shopifyのプランごとの手数料
Shopifyの手数料は、決済手数料・取引手数料・両替手数料の3つです。
なお、Shopifyが提供する決済サービス「Shopify ペイメント」を利用する場合、取引手数料・振込手数料は発生しません。
| ベーシック | スタンダード | プレミアム |
決済手数料 (Shopify ペイメント) | 日本のクレジットカード/JCB:3.55% | 日本のクレジットカード/JCB:3.4% | 日本のクレジットカード/JCB:3.25% |
取引手数料 (Shopify ペイメント以外の決済方法に追加される手数料) | 2.0% | 1.0% | 0.6% |
両替手数料 | アメリカにストアがある場合:1.5% |
- 決済手数料:クレジットカードでの支払いを受け取る際に発生する手数料。Shopifyでは、VisaやMastercardなどの主要クレジットカード決済に対応しており、契約プランに応じた決済手数料が発生する。
- 取引手数料:外部の決済サービスを使用してお客様からの支払いを受け取る際に適用される手数料。
- 両替手数料:ストアの支払い通貨とは異なる通貨で支払いを受け取る場合、通貨両替にかかる手数料。
Shopify各プランの特徴・おすすめ
Shopifyの全プランに共通している機能の一例は、以下の通りです。
- オンラインストアの構築
- 複数のチャネルでの販売
- 無制限の商品登録
- ストア分析
- レポート機能
- 言語翻訳
- 通貨両替 など
Shopifyプランのそれぞれの特徴や、プランに合った方をご紹介します。
スタータープラン
スタータープランの概要
月額750円から利用可能なShopify最安のプラン。決済手数料などは高めだが、シンプルなデザインのECサイトを作成でき、BASEやSTORESなどに近いストアを作れる。
特徴
- デザインの編集はほとんどできないがシンプルなECサイトを開設可能
- SNSとの連携が可能
- スマートフォンのみでネットショップが開設できる
スタータープランがおすすめの事業者
- SNSのインフルエンサー、ネットショップを試験的に利用したい方など
ベーシックプラン
ベーシックプランの概要
Shopifyで最も人気のプラン。月額4,850円とは思えない機能の豊富さで、Shopifyを利用した越境ECにも対応。アカウントが1つしか登録できないので、小さいチームや個人向けではある。
特徴
- 低価格でECサイトが開設できる
- ブログへの投稿やテーマの編集も可能
- アプリも多数導入可能
ベーシックプランがおすすめの事業者
- 初めてネットショップ開設に挑戦する方
- 個人事業主の方
スタンダードプラン
スタンダードプランの概要
中位のプラン。スタッフアカウントを5つまで作成でき、アカウントごとにアクセス権を変更することができる。
特徴
- 決済手数料や取引手数料が安くなる
- スタッフ用追加アカウントは5つまで。複数人で管理画面を操作可能
スタンダードプランがおすすめの事業者
- ネットショップで売上を維持できるようになり、利益が伸びたり、担当スタッフが増えてきたりしている方
プレミアムプラン
プレミアムプランの概要
Shopify Plus以外の最上位プラン。決済手数料が更に安くなり、他のプランでは利用できないレポート機能も解放され、より複雑な洞察が可能となる。
特徴
- 海外での販売時に、関税・輸入税を見積もってお客様の支払い金額を明確に表示可能
- プレミアムプラン以上で、カスタムレポートの作成が可能。知りたい分析内容をカスタマイズできる
- スタッフ用追加アカウントは15個まで
プレミアムプランがおすすめの事業者
- 大規模な売上がある方
- ショップ運営の効率化を図りたい方
- よりレベルの高いデータ分析を行いたい方
Shopify Plus
Shopify Plusの概要
Shopifyの大企業向けプラン。他の4つのプランにはない機能や、Shopify側からのサポートも豊富。B2B向けの機能も解放。
特徴
- D2C・実店舗・BtoBリテール・SNSなどあらゆる販売チャネルの一括管理が可能
- Shopify Plus限定の機能に、チェックアウト画面・機能のカスタマイズ、ビジネスデータの取得と可視化ができるShopifyQL Notebooksなどがある
- 取引量が多いと専任の担当者もつく
Shopify Plusがおすすめの事業者
- 大企業
- 取引量の多いストア
Shopify Plusの詳細はこちらの記事をご覧ください。
Shopifyを導入する5つのメリット
Shopifyを導入するメリットをご紹介します。
1. コストを抑えて導入できる
Shopifyは、初期費用もかからず、低コストで導入できる点がメリットです。
いずれのプランにも初期費用はかかりません。Shopify Plus以外のプランでは月単位から年単位の契約で、プラン変更もいつでも可能なため、低コストから導入を試してみることができます。また、1年契約を結ぶと、割引が適用されます。
2. テンプレートも豊富で、デザイン性に優れている
Shopifyはデザイン性に優れており、初心者でも自由にデザインをカスタマイズできるようになっています。
Shopify テーマストアでは100種類以上のテンプレート(テーマ)からデザインを選べます。無料のテンプレートを使えば、追加費用もかかりません。
3. 外部連携・カスタマイズしやすい
世界各国で利用されていることもあり、Shopifyは多くの大手外部サービスとの連携が可能です。
GoogleやInstagramといった広告システムやSNS、物流サービス、POSシステム、モール型EC、日本独自のECサイト管理システムなどとの連携もできます。外部連携することで、マーケティングや商品管理が簡単になったり、カスタマイズして管理・販売などを行えるようになったりします。
4. 海外販売に強く、海外向けECサイトも構築できる
Shopifyは海外販売にも強いサービスです。多言語・多通貨対応、海外発送にも対応しているため、海外向けECサイト(越境EC)の構築も可能です。アプリを使えば、通貨変換や翻訳などの機能をさらに追加できます。また、各国の法律や税制に関してもヘルプセンターなどでのサポートがあります。
日本国内向けにサービス展開している場合でも、多少のカスタマイズを行うだけで越境EC向けのECサイトを制作できます。
5. Shopify アプリによる機能拡張性が高い
Shopifyでは、Shopifyアプリとよばれる、ECサイトに様々な機能を追加できるサービスがあります。
Shopifyアプリはすでに8,000種類を超えています。顧客を獲得するため、商品を届けるため、ストアを改善するためなど、目的に合ったアプリを探してみましょう。
Shopifyのデメリット
メリットが多く、世界各国で利用されているShopifyですが、デメリットもあります。英語力が必要になったり、サポート体制が不十分だったりと、いざ利用すると困ることがあるため事前に知っておきましょう。
Shopifyで商品が売れない原因をまとめた記事もあわせてご覧ください。
1. 電話でのサポートに対応していない
Shopifyは、日本語による電話サポート対応を行っていません(2024年5月現在)。Shopifyを利用していて困ったことがあったら、まずはShopify ヘルプセンターで似たような質問がないかチェックしてみましょう。Shopify コミュニティで質問を投げかけてみるのも、一つの方法です。
それでも解決しない場合は、英語でのチャットで24時間いつでもサポートが受けられます。
2. 本格的な仕上げを目指すなら、HTML/CSSの知識が必要
簡単にECサイトを制作できるShopifyですが、より本格的に仕上げて、ブランドとのイメージを統一したり、様々な機能を実装したりする場合には、HTMLやCSSの知識が必要になります。自分自身でコードを書くことで、こだわりを持って仕上げることができます。なお、自身でコーディングせずに、Shopifyパートナーに依頼するという手もあります。
3. Shopify ペイメントのみでは決済方法が足りない
Shopifyでは「Shopify ペイメント」と呼ばれる決済方法を提供していますが、2024年8月現在利用可能な決済方法はクレジットカード決済、Shop Pay、Apple Pay、Google Payです。日本でより多くのお客様にリーチできるPayPayなどのスマホ決済やコンビニ決済、後払い決済などを導入しようと思うと、KOMOJUなどの外部の決済代行会社を導入する必要があります。
決済代行サービスのKOMOJUでは、初期費用・月額料金が無料で、日本のECサイトで必要な複数の決済方法を一括導入できます。詳しくは以下の資料をご覧いただくか、ホームページにてご確認ください。
また、主要な決済方法のShopifyへの導入方法に関しては以下の記事もご覧ください。
Shopifyに人気の決済方法を導入するならKOMOJU
KOMOJUなら、初期・月額費用無料で、PayPayやd払いなどのECスマホ決済、コンビニ決済、後払い決済などの決済方法をネットショップに一括導入することができます。
Shopifyでストアを開設する手順
Shopifyストアの開設手順をご紹介します。
Shopifyには無料トライアル期間があります。Shopifyストアを作成してアカウントを開設し、商品登録やテーマのカスタマイズ、ドメイン購入、ストア情報などの設定を行えば、利用できる状態になります。
ステップ1. Shopify公式サイトから「無料体験をはじめる」をクリック
まず、Shopify公式サイトから「無料体験をはじめる」をクリックし、メールアドレス・パスワードを入力します。
入力後、以下の画面が表示され、いくつかの質問に回答すると、「設定ガイド」が始まります。
ステップ2. 「設定ガイド」に沿って商品追加・ストア設定を行う
表示された「設定ガイド」に沿って、商品を追加したり、オンラインストアのドメインやストア名を設定したりします。以下のステップが用意されており、順番に設定していけば基本的な機能を備えたShopifyストアの完成です。
【スタートガイドのステップ】
- 商品を追加する
- 最初の商品を追加する
- デジタル商品を管理
- オンラインストアを設定する
- カスタムドメインを追加
- 共有するデータの詳細を追加する
- オンラインストアをカスタマイズ
- ストア設定
- ストア名を決める
- 配送料を設定
- Shopifyペイメントを設定
- オンラインストアを公開する
- テスト注文を行う
- プランを選択
- Shopify POSを設定する(対面販売ありの場合)
最終的にShopifyのプランを選択することで、サイトを公開できる状態が整います。
ステップ3. Shopify テーマを設定する
Shopifyのテーマというのは、ショップのデザインの核となるデザインテンプレートのことです。「オンラインストア」>「テーマ」から、Shopifyストアのデザインなどをドラッグ&ドロップで自由に変更できます。
Shopifyでは有料・無料のテーマが数多くあります。Shopifyの無料のテーマに関して詳細をご覧になりたい方は以下の記事をご参照ください。
ステップ4. コレクションを作成する
コレクションとは、商品をグループ化した商品群のことです。ジャンルごと、ブランドごと、色ごとなどにカテゴリーを作成できます。手動で設定するか、タグやカテゴリー、価格などの条件を指定して自動で商品を分類することもできます。
ステップ5. 詳細設定画面からストア情報を設定する
設定ガイド以外の、詳細な設定はメニューにある「設定」から確認できます。ストアポリシーの登録も行いましょう。
Shopifyの利用可能な代表的な決済方法
Shopifyでは、初期設定からShopifyペイメントを利用することが可能です。Shopify ペイメントとは、Shopifyが提供するクレジットカード決済で、Visa、Mastercard、Amex、JCBとGoogle Pay、Apple PayそしてShop Payと呼ばれるクイック決済の導入が可能です。
しかし、日本でのECサイトの運営ではクレジットカード決済だけでは足りません。近年オンラインにも進出しているスマホ決済や、コンビニ決済、後払い決済などを導入することで、より多くのお客様を惹きつけることが可能です。ここでは、代表的な決済方法を紹介します。
PayPay(オンライン決済)
今や日本で知らない人がいないPayPay。従来は実店舗やレストランなどで使用されていたスマホ決済でしたが、ECサイトに導入している事業者が増えています。
ShopifyでもPayPayが導入可能で、決済代行サービスを通すことで、かんたんに導入可能です。
決済代行サービスのKOMOJUでは、Shopifyで唯一PayPay決済の導入が無料で可能です。
ShopifyにPayPayを導入するならKOMOJU
KOMOJUなら、初期・月額費用無料で、PayPayなどの日本の主要決済方法をShopifyに一括導入することができます。他決済代行会社では利用開始まで時間のかかる各決済方法がKOMOJUなら、迅速に導入可能!今すぐKOMOJUで準備しましょう。
コンビニ決済
日本で昔から人気のあるオンラインの代表的な決済方法です。クレジットカードを持っていないお客様や、使いたくないお客様に特に人気の決済方法で、いまだに根強い人気があります。
都心に住んでいるお客様は気軽に支払いに行ける反面、近くにコンビニがないと支払いに行けないというデメリットもあります。
KOMOJUでは日本進出時からコンビニ決済は外部の決済代行サービスを通して導入可能で、多くのShopify事業者が使用しています。
後払い決済
コンビニ決済に代わる決済方法として人気なのが後払い決済です。ペイディやNP後払いが有名なサービスです。後払い決済では、前払いがメインのコンビニ決済とは異なり、後払いで支払うことができるので、先に商品を受け取れるという利点があります。
また、仮にお客様が料金を支払わなくても、決済会社によっては全額保証してくれるので、安心して導入できます。
Shopifyでは、KOMOJUやGMOイプシロンなどの決済代行サービスを通して一括導入可能ですが、各後払い会社と直接契約も可能です。
Amazon Pay・楽天ペイ
各モールが提供している決済方法で、お客様はクレジットカードや住所情報を入力せずに、Amazonや楽天にログインするだけで、決済することが可能になります。手軽に新規のECサイトで商品を購入できるだけでなく、楽天ポイントやAmazonギフトカードといったポイントを使用して決済することも可能です。
楽天とAmazonには多くの固定客がいるので、ECサイトに入れておいて損はないでしょう。楽天ペイのShopifyへの導入はKOMOJUを通して可能で、Amazon PayはAmazonとの直接契約をすることで導入できます。
Shopifyの代表的なアプリ
画像引用:Shopifyのアプリストア
Shopifyで利用できるアプリの中から代表的なものをご紹介します。
アプリとは拡張機能のことで、集客力をアップさせるアプリ、購入率や客単価を上げるアプリ、工数削減につながるアプリなど、様々な種類のアプリがあります。
ShopifyアプリはShopifyのアプリストアからダウンロードできます。
アプリ名 | 概要 |
ECサイトに加えて、実店舗での販売情報も一括で管理できるサービス。一時的なポップアップストアやイベント出店などに活用できる。 | |
集客力をアップさせるアプリ。Googleショッピング、YouTube、Facebook、Instagramと同期し、商品掲載や広告掲載ができる。 | |
ECサイト販売に重要なメールマーケティングを簡単に行えるアプリ。ロゴ・商品画像・価格・URLなどをストアから自動的に読み込むテンプレートを使用し、メルマガの執筆時間を短縮できる。独自ドメインでの送信も可能。 | |
無料で使える日本製の配送注文アプリ。配送会社が提供している配送料金よりも格安。 送り状発行、配送日指定機能の追加、CSVファイルなしで送り状一括印刷などが可能。 | |
在庫切れ時に自動で「購入ボタン」を「予約注文ボタン」に変更できるアプリ。 | |
定期購買・サブスクリプションに必要な機能を追加できるアプリ。会員ランク機能やレポート分析機能なども利用可能。 | |
チャット接客・顧客管理ツールのアプリ。複数のチャネルでの問い合わせを一元管理し、お客様とスピーディーにコミュニケーションを取れる。 顧客分析も可能で、ECサイトの品質向上やCVR・リピート率を高めるために活用できる。 | |
在庫切れ商品の再入荷通知を自動で顧客に通知できるアプリ。人気商品がどのくらいで在庫切れになるか分析できる機能もあり。 |
Shopifyの導入による成功事例
Shopifyを導入して成功したECサイト事例をご紹介します。
1. アプリの豊富さや受発注の連携性でShopifyを導入|オリオンビール
画像引用:オリオンビール公式通販サイト
沖縄のビールメーカーであるオリオンビールは、県外のファンを獲得するべく、2020年7月にECサイトを大幅にリニューアルしました。新型コロナウイルス感染症の拡大により、飲食店での売上が激減したこともあり、もともと作る予定だったECサイトを前倒しでオープンさせました。
新たなプラットフォームとしてShopifyを選んだ理由は「将来性」と「フルフィルメントとの連携性」。サブスクリプションなどの新たな手法の追加に対応できることや、受注から出荷までのプロセスをスムーズにできることが、決め手となりました。
リニューアル後、狙い通りに沖縄県外のECサイトの利用者を95%に拡大させました。中でも東京の利用者が45%を占めます。旅行に行きたくても行けない人や、ギフトとして購入したい人に選ばれています。
2. Shopifyで越境ECとしても安定運用し続けられるECサイトへ大幅刷新|Francfranc
画像引用:Francfrancオンラインストア
「25歳の都会に住む独身OL」をコンセプトに、インテリア雑貨の販売を手掛けるFrancfrancは、2018年にECサイトをShopifyでフルリニューアルしました。その結果、コロナ禍における家ナカ需要もあって、売上は3年で約5倍になりました。
リニューアルにあたって、コストや実現性を加味しながら、やるべきこととのフィット度合い・持続可能性の高いものをと検討してShopifyを導入。香港にも拠点があることから越境ECとしても活用ができること、担当者が簡単に使えること、物流インフラをロボット化できることを重視して選びました。
参考:https://www.shopify.com/jp/blog/plus-casestudy-francfranc
3. 海外販売を想定してShopifyへ|クランド(KURAND)
画像引用:クランド(KURAND)公式サイト
日本酒のECサイトをはじめ、実店舗やお酒のサブスクリプション、イベントなどの事業を展開している、クランド(KURAND)。ECサイトでは500種類以上のお酒が掲載されており、日本酒が150アイテム以上、果実酒が100アイテム以上、焼酎が30アイテム以上あります。 品揃えをモットーとして、商品の特徴を一言で説明できるわかりやすさを重視して、ECサイトを設計しています。
セキュリティを確保するため、そして、いずれは海外にも販売していきたいと考えていたところで、越境ECに強いShopifyを導入。Shopifyは、アプリを活用して簡単にサイト運営ができ、データ収集も閲覧も手間がかかりません。ユーザーの属性など知りたい情報も管理画面上で確認できるようになりました。
まとめ|Shopify(ショッピファイ)でスムーズにECサイトを構築しよう
今回は、Shopifyの基本機能・料金プラン・特徴・メリット・デメリットなどをご紹介しました。
Shopifyは、手軽にECサイトを低コストかつ簡単に構築できるため、これからECサイトで販売しようと考えている人にとっては始めやすいのではないでしょうか。
特にShopifyは基本機能が備わっているだけでなく、必要な機能はアプリで追加できるようになっています。購入率をアップさせたり、定期購入や予約販売をしたり、カスタマーサポートの工数を削減したりと、ECサイトでできることを増やせます。まずは無料体験ができるので、画面の操作性などを確かめながら、Shopifyストアを作り上げていってみてはいかがでしょうか。
KOMOJUのブログでは「Shopify」以外にもオンライン決済サービスの導入についてさまざまなトピックをご紹介していますので、ショップ運営の参考にしてください。
【この記事の監修者】
豊田 亮太
グロースマーケター
Shopify Japanの初期メンバーとして、日本市場におけるShopifyの普及に貢献。ECプラットフォーム、決済代行サービス等に関して豊富な知見を持つECのエキスパート。LinkedInページ:https://www.linkedin.com/in/ryota-toyoda-b45127138/
この記事はKOMOJUが提供しています。
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